あの月を追いかけて〜のちに伝説となる双子〜
夜霧透
プロローグ
私はあのライブを忘れない。今となっては最後の
このライブの1ヶ月後お姉ちゃんは星になった。白血病だった。マネージャーと社長、お母さんとお父さんにしか伝えてなかった。抗がん剤治療を受ければ生きることができたのに、お姉ちゃんはライブを選んだ。ライブ前にお姉ちゃんは私たち双子、私と弟に言った。
「
いつも通りの笑顔だった。
それから10年経った今、私たちはスタートラインにたった。あの月を
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます