島流しと小さな恋

島流し

第1話島流し先の生活

初めてその島に到着したのは、まだ朝の5時前。長い船旅に加え、船酔いの辛さもあり、不安を感じていました。しかし、島民たちの温かい歓迎を受け、不安は少しずつ和らぎました。


到着してからの二日間、母と一緒に民宿に泊まりました。島の雄大な自然に感動し、民宿で出会ったたくさんの猫たちに癒されました。新しい生活への期待と少しの不安を抱きながら、入学式の日を迎えました。


入学式では、これからの担任である静岡先生と、ただ一人の同級生・大和くんに出会いました。二人とも真面目そうな印象で、特に大和くんの姉であるゆりさんが生徒代表として堂々とスピーチする姿には感心しました。

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