第5話【テーマとすべきでは】

「えんじょう」

えんじょうとは、製品のリニューアルを促す為の意見の出し合いの強制的な打ち切りの事。まず、あえて耳目を集めるための印象の強いコミュニケーションを行う。この方法は、”たいわ“でなく、”非たいわ”の方法のみで行われる。次に、耳目の集中がピークの時に意図的に打ち切る。その後、意見の出し合いの結論は全く出さずに、製造側に向けた強くはないコミュニケーションをゆっくり、確実に行っていく。最後に、製作者側は、まるで焼畑農業のように、えんじょうしてしまった製品の燃えかすを畑に撒くのだ。そこに、アイデアの新しい種も撒くよう“非たいわ”のみの人々が促していく。リニューアルが、高回転の時代には必要なえんじょう。“たいわ”は、どこへ向かって行くのだろう?

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