姉の水着の、な・い・し・ょ♡

さいとう みさき

冗談じゃない、弟は姉の奴隷よ!


 私はへそくりの箱を開けて、中のお金を確認する。



「大が一枚、二枚、三枚……」


 プールで一枚、水着で一枚、そして移動やらホテルのご休憩やらで一枚……


「ギリギリってところね。しかし、そうなるとあの子の好きそうな水着って……」


 言いながら自分の胸を揉む。

 私の最大の武器であるこの「D」カップを存分に使う為にはやはりビキニか!

 いや、切れ込みの深いハイレグも大人の魅力としては捨てがたいが、あの子はおっぱい星人のはず。

 何時も私の胸をチラ見しているのは分かっている。

 

 ふふふん、姉の言う事をちゃんと聞いていれば少しくらいは揉ませてあげても良いのだけど。

 ご褒美はご主人様の言う事をちゃんと聞かない子にはあげないもん♡


「そう、この胸を存分にアピールする水着を……」



 もみゅもみゅ♡



「んっ、こらぁ、まだご褒美をあげるとは言っていないわよ? でも少しくらいならぁ♡」



 ―― 三十分後 ――



「はーはー、んっはぁ♡ しまった。思わず妄想でやってしまったわ。でもまあいいわ、待っていなさいね優馬ゆうま。今年こそはあなたの初めて、この姉美樹みきが美味しくいただてあげるわ!! っと、初めてのハウツーはっと……」


 まぁ、私も処女だから知識だけはたっぷりあるけど、いろいろと準備が必要だ。

 処女と童貞の清らかな合体。


「ふふふふ、絶対に他の女になんか渡さないんだから! 覚悟しなさい、優馬!!」



 そう言って私はタブレットで経験談を読みあさるのだった。

 

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