仮想真空パック

何にでも、節度と云うものは必要である


言葉 爆弾 ファッション 仮装 進行 礼賛 説教 練習 生産 ハンティング 嫌いな人間 等


これら全ては、我々が意思を持って、その限界を見極めなければならない


地質学ジェオロジアを以てすると、――――――地層累重とは溶岩ラヴァ砂岩ピアスコヴィエツが降り掛かり、それを海が覆うことで成立つ


人類がそそり立つ液地に、不条理なものは何もない


あるのは畢竟、真理のみという


又ある時、人は思い掛けない反理に出逢う


愛ならざる行為に人を呼び込んだとき、当人の脳内物質は喜び(ラドシチュ)に見舞われている


再び行為に出逢った瞬間、間違いは真理を越える


新たな光を呼び込んだ


それは、誰もが知るはざまだった


二億七千万年前の昨日から、0.1754秒後の明日まで


生物の死液を蛇口から出しつづけ          それより多くの命を人は奪う


ものは棄て、多いものから燃され、粘質系の炉憂ろゆうから犯されつづける


毎日のように空気中の埃を吸い、吐き歩く      感染は大いに結構だ 解除されるのなら おれは人間を辞めたっていい、何一つ構わない        だが人は これまでの罪を隠しつづけ 懸命に生き延びた あなたより前のあなたがおれとは違う誰かと話しながら、真空の中の黎粲れいさんを探しつづける

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る