ストーリーズ

悲しい思い出は夜まで待って


喉元をつたう辛さを


鎮痛剤で流した



花束を誰かに贈りたいな


喜んでくれるなら


別に誰でもいいんだけれど


それでもやっぱりあなたがいいかな



二日酔いの後でも


苦しくないミュージック


嫌いになるのは


いつになるのか



でも例えこの身が使い物にならなくなっても


それでもやっぱり思い出はあるはずだから


きっと捨てはしないんだろうな



この体と脳みそと魂とニューロン


黒い硝子越しに見る自分という物語


終わりのない道路の果てに


初めて自分の死体がみつかる

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