第4話 カニちゃんとヤギちゃん
ある日、カニちゃんが誰かと言い争っているのを見た。
怖くて近ずけなかったが、カニちゃんに気づかれた。
「どうしたの?何があったの?」
僕は涙目になりながらカニちゃんに聞いた。
「ちょっと口喧嘩してた。」
「口喧嘩じゃない!うちの仕事を見に来いって言っただけ!」
カニちゃんみたいな感じの人が言った。
「こいつは八木羊。ヤギちゃんだ。俺のいとこ。」
「あっ、こんにちは。うち、ヤギちゃん。うちの家系は遺伝子強いから、ヤクザの用心棒とか部下とかを仕事にしてるの。それでその仕事をカニちゃんに伝えたら、嫌だって言って……。」
「だって!ママと一緒に過ごしたいもん!それに友達とも一緒にいたいもん!ヤクザって遠くのとこでしょ!」
「違うよ。すぐ近く。着いてきて。あっ君も。」
そう言ってヤギちゃんは、どこかへ向かって歩き出した。
この方向って…。
そして、僕の家に着いた。
「あっ!桜の家!」
「カニちゃんの知り合い?」
「あっ、えっと……、僕の家です。」
「えぇぇ!?君が後継者なの?泣き虫なのに……。………あっ!いまさっきの発言聞かなかったことにしてね。」
「ヤギちゃんのこと家で見た事ないよ。ほんとにここで働いてるの?」
「うちがこれから働くとこ〜。カニちゃんも友達いるからここで働かない?」
「………。」
カニちゃんはどうやら悩んでいるようだった。
「…ちょっと考えさせて。」
カニちゃんはそう行って帰ってしまった。
カニちゃんヤクザ! K.K @Palukw
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。カニちゃんヤクザ!の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます