6日目:ブリーダー比較

 ブリーダーさんから猫を譲ってもらう。そう決めたとはいえ、絞り込みは時間がかかった。あまりに決め手がぼんやりし過ぎて、好みの猫が出たらという選択肢もまだ残っている。


 とはいえ、どんな猫を譲ってもらうかは、ブリーダーさんのこだわりを知るきっかけにもなった。


 検査をきちんと行っているところ、親猫まできちんと紹介されているところ。他には子猫それぞれの特徴をきちんと書いてくれているかどうか。


 比較してみると、はっきり詳しく書いているところほど、やはりTICAなど登録ブリーダーさんなことが多い。それぞれのこだわりブリーディングについて長文を書いてくださっているところもある。


 高額で手間もかかり、さらにトラブルも多いという猫の輸入をやっているところは、かなりタフで資金もありこだわりもすごいというのも見えてきた。


 〇〇専門とうたっているところもあるし、多種の猫や犬をブリーディングしている企業的なところもある。


 家庭的な環境でケージフリーなところもあるし、猫部屋をきちんと作っているところもある。


 海外は猫の個室をいくつか作ってブリーディングしているのが一般的とか、規模の違いを知ることもできた。


 同時に、外見のかわいさに特化させたブリーダーさん。必ず抱っこできる猫ですと謳うブリーダーさんもあり、猫とは……といろいろ考えさせられた。


 犬の時は結構急ピッチに勉強したけれど、猫はゆっくり間が空きながらも、ちまちまと気晴らしのように知識を増やしていった気がする。


 以前は「猫はお風呂に入れなくてもいい」というのが一般的だったけれど、皮脂の多い猫種や個体では、月一回洗った方が皮膚の健康を維持できるとか。猫のグルーミング専門のお店や、猫専門の病院もあることを知った。


 地域的なものもありそうだけれど、今はもう外飼いの猫は少数派。ただご近所を見ると、半野良でエサだけあげている人もまだいる。出入り自由にして猫が散歩しているけれど、よく見ると首輪をしていたり近くに必ず飼い主さんがいて撮影をしていたり。


 野良猫も以前に比べて見かけなくなってきたかもしれない。ただこれはあまり徒歩で近くを歩く機会が減ってきたのも理由の一つだろう。暑さや寒さの影響もあるかもしれない。


 生活が変わると猫との出会いも変わるなぁと感じる。とはいえ、やはり犬に比べれば猫との出会いは少ないのが現状だ。


 たまにペットショップを覗いて出会う猫たちに惹かれることもある。それでも衝動で買うのは今はやめようと後ろ髪をひかれながら、ブリーダーさんでの購入の決意を新たにしている。


 

気になるブリーダーの特徴

・親猫の情報を載せている(詳しければなおよい。出身などや特徴など)

・ブリーダーさん自身がとてもよく勉強している(こちらも勉強する)

・ショーブリーダー(ペットタイプも扱っている)

・インスタなどで子猫の飼い主さんともつながっている

 (兄弟猫などであれば、子猫の成長が見れる)

・子猫を生むスパンが1年に1回、2年で3回、など親猫の負担が少なくしている


 ネット中心で情報を得られる世の中だけれど、最終的に生き物なので本当に難しいなぁと感じる。どこかでやはり今年中くらいには迎え入れたい気持ちが、書いているとますます強くなってきた。

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