第2話

 その後、警察らしき人がやって来て誘拐犯を捕まえた。


 俺は感謝されて、報酬に


 「金貨?」


 お金らしい何かを貰った。


 _____


 「ありがとう、お兄ちゃん」


「いいよ、そ、それより大丈夫だった?」


優は死の恐怖を忘れて、目の前の可愛い少女に感謝されて嬉しくなっている。


 「うん!!お兄ちゃんのおかげだよ」


「そう、そうか!」


だが、またすぐに思い出した。


 やだ、死にたくない。つか無駄に長いよ走馬灯。

いや長くて良いんだけど、長くして欲しいんだけど、あと最後に可愛い女の子に感謝されて終わるのも


 いやでも、これはつまり夢じゃん!!


 つか俺童貞だし!!嫌だ尚更出来ない、童貞のまま死にたくない!!


 いや


 その瞬間優の中でめちゃくちゃゲスいことが頭に浮かんだ。


 「???どうしたのお兄ちゃん」←12才


 「ッゴク」


いや!!ダメだ!!もしここが本当にあるなら、転生とかなら、あと最後に犯罪とか地獄に行き・・・


てん、せい?


 




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