第1話



「どこだここ?」


それは、明らかにさっきまでと違う場所だった。


辺りは、まるで江戸時代の瓦の屋根をしている。まるで京都だ。


 だが、京都よりもガチ感がすごい。


 「・・・」


つか、そもそも俺は轢かれたよな?車に?


 まさか、それは夢だったのか?


 いやでも、この景色はおかしい。


 だったら、酔って記憶が飛んだとか?


いやでも、俺はお酒全然飲まないし、


 いやでもだから、飲まされて忘れたとか?


 うーん、


 つか、走馬灯か?これ?


 でも、なら、長いなぁ。いや嬉しいんだけどね。


 やばい、心が痛い。腹が痛い。


 怖い、怖い、怖い、怖い。


 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ


 死ぬのがいやだ。死にたくない。怖い


 死んだあとが怖い。怖いよ。


 つまり、あれだろう。もう直ぐ俺は目が覚めて死ぬんだろう。


 嫌だよそんなの!!怖いよ。


 「・・・あの、大丈・・・きゃっ!!」


 「えーーーーーー」


今何が、起きたかと説明すると道のど真ん中で謎に恐怖で汗をタラタラ流していた所を、心配で少女が話しかけた・・・その瞬間にその少女が誘拐に持ち上げられてしまった。


 「たす、たすけ」


そして、優はもう頭が一杯で、床に落ちていた石を思いっきり誘拐犯の足に投げつけた。


 「ぐは、」


そして、誘拐犯は倒れて、女の子は上手い具合に着地した。


 そのあと、優は追いかけて殴った。


 「いたっぁ」


「死ね、しね、しね、しねぇーーー!!」


 優はもう死の恐怖から逃れるように殴り続けた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る