浴衣が似合う年上の幼馴染と二人きりで温泉宿にやってきた。俺を赤ちゃん扱いするおっとり美人な彼女と一晩を過ごさないといけない。
佐波彗
第1話 浴衣お姉ちゃんといっしょ ~お宿に着いたよ~
:◆旅館の部屋
「ほら見て~。どう? お姉ちゃんの浴衣姿~」
「温泉旅館といったら、やっぱりこれだよね~」
「花火大会とかお祭りでしかこういう格好はしないから、新鮮な気分でしょ?」
「ん? どうしたの?」
「せっかくの浴衣お姉ちゃんなのに~」
:◆SE
:◆声 リスナーの耳元で・開始
「どうしてよそ見しちゃうのかな?」
「浴衣の胸元?」
「あー、揺れるのはしょうがないよー。下着つけてないし」
「え? だって、こっちの方が楽だから?」
「お姉ちゃんみたいに大きいと、下着も窮屈で嫌になっちゃうことがあるんだよね」
「だから、仕事がお休みでどこにも行かない日なんかノーブラってことよくあるよ?」
「変なの。ここにはキミしかいないんだから、別に平気でしょ?」
「そうだ。足疲れてない?」
「お姉ちゃんがマッサージしてあげる」
「そこに座って? お姉ちゃんのお膝でもいいよ?」
:◆声 リスナーの耳元で・停止
:◆SE リスナーの足音
「えー、どうして逃げちゃうの~?」
「ほらほら、戻っておいで~?」
「こっちのテーブルには、お茶菓子にお茶もあるよ」
「ここに座って、お姉ちゃんと一緒に食べよ?」
「ね? 機嫌直して」
:◆SE リスナーの足音
「あっ、どうして向かいに座るの?」
「お姉ちゃんの隣に来ればいいのに」
「ふふ、恥ずかしがっちゃって~」
「……それとも、お姉ちゃんのこと嫌いになっちゃった?」
:◆SE 諦めて知弦の隣の座布団に座るリスナー
「うふふ、やっと隣に来てくれた」
「お姉ちゃんの隣は、キミのためにいつでも空けておくからね~」
「お宿に着いて、やっと一息だね~」
「この温泉旅行、ずっと楽しみにしてたんだ」
「でも、お姉ちゃんはキミのお母さんからキミを預かってるわけだからね? あんまりはしゃぎすぎたらダメだよ?」
:◆SE 頭を撫でてくる知弦
「キミの髪は、男の子なのにいつでもサラサラで触り心地がいいよね」
「ふふ」
「 (その後数秒間、『よちよち』と赤ちゃん言葉で甘やかしながら頭を撫でる) 」
:◆声 以下、囁き
「年末の旅行に付き合ってくれてありがとね」
「お姉ちゃん、キミと一緒に来られてすっごく嬉しいんだ」
「高校生は難しい年頃だってわかってるけど、キミには素直でいてほしいんだよね」
「お姉ちゃんは昔も今も、キミのこと、ずーっと大好きだからね?」
「それだけは覚えていて欲しいな」
「うんうん、お返事できてえらいえらい」
「今日は一晩中、ずーっとお姉ちゃんと過ごそうね?」
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