第38話 スノバリーの罠
前回から、PV2107と☆0個を獲得できた。
PVリワード換金率10倍キャンペーン発動、21070リワード獲得。
現在あるのは、☆99個と96645リワード。
10万リワードが近い。
うっし、やる気が出て来た。
両手で顔をパチンと叩いた。
コメントを7個貰った。
ええと、スノバリーの罠があるらしい。
気を付けないと。
パンパカパーン。
ガチャの結果発表。
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https://kakuyomu.jp/users/455834/news/16818093085554129022
大当たりの10万リワード、もってけ泥棒。
大当たりの嵐が続行中か。
豪運よな。
――――――――――――――――――――――――
やった大当たり。
残金は196645リワード。
20万リワードも近い。
馬車で王都まで移動中、前方に砂埃が見えた。
御者台の上の俺はそれが何かすぐに分かった。
モンスターの集団だ。
偶然というには出来過ぎ。
スノバリーのことが頭をよぎった。
だが、そんな手腕があるのか。
と思ったら、兵士の集団が逃げてくる。
あの鎧の色と形は戦争で見たスノバリー家の物。
兵士の集団は馬車を通り過ぎて遥か彼方に去った。
匂いがする。
「何だこの匂いは?」
「モンスター寄せの香では」
御者が答えをくれた。
次元斬でこの集団は無理だ。
「とにかく逃げろ」
「言われなくても」
御者は馬車をUターンさせた。
そして全速力。
前方の谷に差し掛かった時に轟音が。
「マジか。濁流って奴じゃないか」
考えろ俺。
モンスタースタンピードと濁流をぶつければ解決だ。
問題は馬車の安全をどうするかだ。
「馬車を停めろ。【次元斬】」
次元斬は刃の形に空間を切り裂く。
この時にそこにあった物も一緒に切り裂かれる。
空間を穴の形に斬り裂いたら、無敵の盾ができる。
それを4方に作った。
濁流はそれに吸い込まれて、馬車は無事だ。
モンスタースタンピードは濁流に流されていった。
「ふぅ、ひやひやしたぜ」
「全くですな」
濁流が収まるまで、濁流の見物をする。
大岩とか大木とかが流れてくる。
兵士が流されていったような。
気のせいか。
濁流の跡にスノバリー家の兵士を見つけた。
さっきのは気のせいじゃなかったんだな。
ええと、スタンピードをやった奴らかな。
濁流が来る方向に逃げるわけないよな。
ええと、濁流を作り出して、逃げるのに失敗した。
そんな落ちか。
「ガオオーン」
今度はドラゴンかよ。
どうせ、スノバリーの奴らがモンスター寄せの香でも使ったんだろう。
ドラゴンの対処は簡単だ。
「【次元斬】」
ドラゴンの首が落ちて、体もろとも落下する。
落下の音はすさまじかった。
だが、モンスタースタンピードと濁流に比べればな。
御者がのろしを上げた。
「何の合図だ?」
「ドラゴンの素材を捨てていくのは勿体ないですから」
「回収の合図か?」
「いいえ、救難信号です。プラウド軍の兵士が駆け付けます」
兵士が来るまで待つ。
だって馬車の周りは大岩とか木とかで馬車が通れない。
次元斬で道を切り開くのも出来るけど、兵士を待った方が早い。
かなり経って、兵士が到着した。
「下流を見てみましたが。モンスターの死骸で一杯です。魔石だけでもウハウハですな」
隊長がそんなことを言った。
「モンスターの素材は好きにしろ。俺の取り分は要らない」
「太っ腹なことで。道を通れるようにするのは一苦労ですからな。褒賞金が出るとなったらきっと何倍もやる気を出しますよ」
今夜はここで野営だな。
ソレンと侍女が大人しいので中を覗くと寝てた。
きっと気絶したんだな。
あの光景は恐ろしかった。
俺もチートがなけりゃどうなっていたか分からない。
「モンスター寄せの香を使った奴らも濁流でみんな死んでますぜ」
「馬鹿な奴らだ」
「谷の川の上流で作業して奴らもほとんど死んでます」
「ずさんな計画だよな」
「生き残りに聞いたら、関を作っての濁流はお嬢様の帰り道に使う予定だったらしいですぜ。関を作っている作業中に決壊。まあ馬鹿ですな」
挟撃するつもりはなかったのか。
何にせよ、敵が馬鹿で良かった。
スタンピードの対処は大変だったと思うからな。
あれが1の矢で、ドラゴンが2の矢、濁流が3の矢。
こんな感じだったのかな。
大当たりもだが、今日はラッキーデーということらしい。
濁流跡は土の臭いでくさい。
少し離れた所にテントを張ろう。
除菌消臭スプレーもこの範囲では役に立たない。
今日起きたことはまるで英雄譚だな。
吟遊詩人に話したら歌になるかもしれないな。
スノバリーが悪役で俺がヒーローか。
悪くない。
これからの戦いは名声が物を言うような気がする。
王位継承権の争いだからな。
英雄の肩書があれば支持を集めるのが容易くなる。
目立つのは良くないが、ここはあえて目をつぶろう。
――――――――――――――――――――――――
今回のスキルと☆:
獲得スキル、なし
☆残り99個
今回の収支:
収入
21070リワード
ガチャ100000リワード
支出
なし
残金
196645リワード
銀のたわし
0個
次の分岐:
王都到着。
宣伝活動。
①吟遊詩人に歌を頼む
②ソレンとパーティで活動
③貧民街で炊き出し
コメントでどれが良いか書いて下さい。
9/26日の午後3時締切です。
同数は作者の都合で決めます。
下一桁リワードガチャ
PVの下一桁でガチャを回します。
⓪ たわし
① 0リワード
② 1リワード
③ 10リワード
④ 100リワード
⑤ 1000リワード
⑥ 10000リワード
⑦ 100000リワード
⑧ トイレットペーパー
⑨ たわし
PVのスクショ撮って、近況ノートにあげます。
かなり未来の分岐:
48話までに10万リワード未満だとバッドエンド。
10万リワード貯めるとデシーラを解放して、ハッピーエンド。
20万リワード貯めると結婚できて、農村でほのぼのライフ。
30万リワード貯めると結婚できて、都会でデシーラが異世界通販の物を売っての生活。
40万リワード貯めると結婚できて、貴族になれる。
50万リワード貯めると結婚できて、王族になれる。
名前:健司・金子
レベル:30
魔力:816/4500
スキル:
カクカク[ ]ⓘ
点火ⓘ
剛力ⓘ
早足ⓘ
回復ⓘ
擬死ⓘ
水生成ⓘ
付与魔法ⓘ
やり直しⓘ
殺菌ⓘ
防御魔法ⓘ
次元斬ⓘ
完全回復ⓘ
異世界通販ⓘ
点灯ⓘ
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