さびしがりや日記

ゆきのつき

7.●● - Ⅰ


眠れないし

読む本もないから

ただ思いつくことを書いている



ヒフを切ると アカがでてくる

つやつやとした わたしだけのアカ


きっとあなたのアカと わたしのアカは

成分も色も 全然ちがう



ああ

今日もいなくなっちゃいたいな

そういうとき アカをみる

いなくなりたいと願いながら

わたしのアカに 助けを求めている



どれもこれも

信じきれるものなんて なにもない


わたしを生んだ母を憎んでいるわけでもない


意志を与えることを許さなかった父を

憎んでいるわけでもない



ただときおり

身を投げ捨てて

どろどろとしたみえないくるしみから

解放されたくなるだけ



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