第三の法典
律時
20██/08/18 タイトル「第三の法典」
こんにちは。律時です。
早速ですが、とある一文を皆さんにご紹介いたします。
『██の█████に、██は██をもって幸福を██する。』
上記の文面は、立ち寄った古本屋に置かれていた本に書いてあった一文を抜粋したものです。私はこの文章を目にしてからその文章を忘れられずにいて、自分にとって「幸せ」とは何か、ふとした瞬間に考えてしまうのです。
何故本自体ではなくこの一文が頭から離れないのか。理由はいくつかあります。
まずこの一文が書いてあった本は、普遍的な推理小説だったと記憶しています。流石にタイトルまでは思い出せませんが、推理小説の物語の中に少し違和感を覚えるような形で一文が記されていたので覚えています。
そして何より、どこか他の本でも全く同じ一文を目にした事があるような気がするのです。それも一度ではなく、何回か目にしています。なのに自宅にある書物のどれにもその一文は記載されていなかったし、なんとなく友人に文章について尋ねてみたりもしたものの誰もその文章について知る者はいませんでした。
気味が悪いので出来れば忘れてしまいたいのですが、なまじ考える時間がある職業に就いているせいで、自分にとっての「幸せ」を考える時にどうしても思い出してしまうのでした。
ならば逆に決して忘れぬよう、自分の一部として付き合っていこう、そして何か少しでも分かることがあればいいだろうと、こうして小説投稿サイトという媒体を使ってこの文章について創作の小説を書こうと考えました。
勿論上記の筆者の体験談的な部分はほぼ真実のみ記されていますし、この一文については何の危険性もありません。どこぞのホラー記事のような現実にじわじわと落とし込んで読者を恐怖へいざなおうというような作品ではないです。ただ何か情報を知っている方がもし居れば、その情報は出来ればコメント欄などを活用して筆者に共有していただきたいのです。
以上を理解し、創作小説である事を踏まえこの先の話を読み進めてください。
小説のタイトルは、『第三の法典』とでもしておきます。
それではよろしくお願いいたします。
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