第24話 それってつまり

「佐藤さん」

「はい、でも周り人がいる時は、早見の方がいいな」

これは私の願いというか、周りに前のクラスメイトがいると説明が大変だから


「わかった、じゃあ、早見さん」

「はい」

「聞きたいことがたくさんあるので1つずつ聞いてっていいですか?」

「時間の許す限りは」

「じゃあ、1つ目、通っている学校はどこですか?」

「東京都立おおぞら高校です」

「おおぞら高校ですか?」

「はい」

「私は、東京都立おおぞら高校附属中学校です」

「ねえ、彩音?」

「何?」

私が通ってる学校って、中学校も一緒だったっけ?」

「確かそうだと思うけど」

「ていうことは、私と彩音と佳織ちゃんが同じルートで同じ学校に通うことになるよね?」

「そうだね、というか、私がそうなるようにしたんだけどね」

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