第4話 病院へGO!
俺は国のTS課に連絡してから、市の大きい病院に来ている。
「じゃあ診察するね」
女性のお医者さんが優しく診察してくれた。
「うん。大丈夫そうだね」
「…俺ってこれからどうすればいいんですかね」
「うーん。まず身体測定をしてから、体力測定って感じかな」
身体測定って何を測るんだ?
「あのぉ」
「どうかしたかしら?」
声をかけたらすぐに反応してくれた。
「身体測定って何を測るんですか?」
「それわね。身長と体重やスリーサイズも測るわよ」
そんなの自分で測れるじゃん
「身長や体重はともかくスリーサイズも測るんですか?」
「えぇ、高校の制服や、自分の服を買うときに必要になるからね」
「そうなんですか」
「まずは体重を測るからこの台に乗ってね」
俺は体重を測る台に静かに乗った
「49.8kgね」
看護師の人は体重を紙にメモしてくれていた。
「次は身長ね」
俺は靴下を脱いで身長測定器に乗った。
「身長は155.3cm」
20cmも縮んでるし
その後も順調に体力テストを受け、
診察室に戻ってきたところで白いダンボールの箱を渡された。
「その中には高校の制服と寝間着や普段着、パスポートが入ってるからね。あと、絶対にパスポートはなくしちゃだめよ」
「何故ですか?」
この時、俺は疑問に思った
「そのパスポートは、保険証やマイナンバーカード、学生証の役割を持っているからよ」
なるほど…ってそんなに詰め込まれてるんだ。
「それじゃあお大事に」
ありがとうございましたと丁寧にお礼を告げ、
病院を後にした。
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