あれ?
第2話 変化
目覚めの良い朝を迎えて、布団から出た。
この時目線が低かったけど気のせいか!
「おはよう!彩音」
俺は妹の部屋のドアを開け、朝の挨拶をした。
「へ? あなた誰?」
「どういうこと?」
意味のわからなかった俺は、自分の体を見た。
スタイルのいいモデル体型の体に寝癖の1つもついていない綺麗な黒髪
お陰で元気に育ちました!
と主張する胸
この時俺は思った。
誰だ?
「俺だよ!」
「いや違うでしょ。だって見た目があまりにも違うもん。」
「本当だってばー」
何で分かってくれないんだろう
「じゃあ一応聞くけど、私の名前は分かる?」
妹の質問に考える間もなく反射的に、「彩音」と言葉が出てきた。
「じゃあ次、私の誕生日は?」
二つ目の質問は少し戸惑ったけど、答えれそうだ。
「7月22日でしょ」
「うん。あってる」
合っててよかった!
当てなかったらほんとに疑われるとこだった。
「これで俺だってことが分かったでしょ!」
「でも何でこうなったんだろう」
彩音はこうなった原因について考え込んでいた。
「もしかしてだけど…」
どうやら彩音は何か閃いたようだ。
「昨日ニュースでやってたTS症じゃないかな?」
「TS症?」
俺は聞きなれない言葉に混乱した。
彩音はポケットからスマホを取り出して、何かを調べ始めた。
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