第23話 20 勘違いのロジック



 固まっている私を残して、セインはクライブに歩み寄っていった。なにやら二人で二言、三言話す。セインは一度だけ私を振り返って頷いてから、厩の方に歩いて行ってしまう。

 アイコンタクトされても、ごめん、何を言いたかったのか全然わからない! 一人取り残されて心細いを通り越して、絶望すら覚える。

 入れ替わる形で栗毛の馬を連れたクライブが私の前までやってくる。もうクライブが地獄の死者を連れた死神にしか見えない。


「お待たせしました」


 セインは大丈夫だろうと言っていたものの、相手はクライブ。ほんの一瞬の油断が命取りになりかねない。


(なんとかしないと!)


 どうにかしてこの場を切り抜けなければならない。馬の後ろに乗らないで済むにはどうすればいいか、必死に頭を回転させて考える。

 前に乗りたいって言う? ……いや、手綱なんて握れないし。

 いっそ馬が怖いから、歩いて帰りたいって言う?

 馬で来たから早く感じたけど、歩くとなると城までかなりの距離になる。皇子である私を歩かせるわけがないと思う。

 クライブと一緒に乗りたくないって、素直に言ってみる……?

 そんな我儘を聞いてくれるとは思えないし、そもそも言えない。言えたとしても、クライブとが嫌ならデリックと、ってなるかもしれない。デリックのセインに対する態度から考えると、第二皇子には敵意を抱いて見えた。信頼も信用も全くできないのに、一緒に馬に乗るなんて無理。


(駄目だ、思い浮かばない)

 

 考えすぎて頭の芯が熱を持ったように感じる。今にも眩暈がしそう。


「どうぞ?」


 固まっている私を見て不思議そうに首を傾げ、クライブが手を差し伸べてくる。

 しかし素直に取れない。まだ解決策が思いつかない……!


「あの、途中までセインに乗せていってもらってはいけませんか? クライブの馬に私まで乗ったら、重くて馬が可哀想だと思うのです」


 なんとか口から絞り出した抵抗は、それぐらいしか思いつかなかった。

 馬の負担にならない耐重量って、どれぐらいなんだろう。180㎝はありそうなクライブに加えて私まで乗ったら、馬も迷惑なはず。


「そんな心配なさらなくても大丈夫ですよ。軍馬ですから完全武装した状態で乗っても余裕で走れます。距離も短いのでなんの支障もありません」


 しかし当然ながら、あっさりと私の案は却下された。

 そうだよね、無理なら最初から乗せるなんて言わない。わかってた。わかってたけど!


「でも」

「なにより、貴方は軽いですから。前から気になっていましたが、ちゃんと食べていますか?」

「食べています。太りにくい体質なだけです」

「太るというか、筋肉が足りないと言いますか……」

「そういう体質です。放っておいてください」


 話が都合の悪い方向になりかけたので慌てて突っぱねた。これ以上、余計なことを突っ込まれるわけにはいかないので仏頂面を作る。機嫌を損ねたら面倒だとでも思ったのか、呆れの滲む溜息でその話は終わる。


「とにかく馬は貴方が乗っても問題ありませんから、どうぞ」


(終わった……)


 ここまで言われたら、乗らないわけにはいかない。既にデリックは馬に乗って待っている。押し問答している私達を眉根を寄せて見ていた。これ以上引き延ばすのは難しい。

 後悔しても遅いけど、一人で馬に乗れるように練習しておくべきだった。そうすれば誰かに乗せてもらうなんて事にならなくて済んだのに。帰ったら猛特訓すべきだと心に刻む。

 無事に帰られたら、の話だけど。


「先ほど彼から貴方は馬が苦手だと聞いたのですが、本当に駄目なんですね」

「えっ?」


 悲壮感が顔に出てしまっていたのか、クライブが困ったように眉尻を下げる。


「怖くないよう、ゆっくり行くから大丈夫ですよ。絶対に落としたりしません。ありえませんが万が一にも落ちた時にはこの身を挺してお守りします。安心して頂きたい」


 いや、そういう心配をしていたわけじゃないんだけど。でも渋る理由をそう誤解してくれたのなら有り難い。

 そういえばさっきセインがクライブに何か言っていたのは、これだったのかもしれない。

 

(ゆっくり行くって言うなら、行きみたいにしがみつかなくていいってこと?)


 それならなんとかなりそう。よかった……!

 口添えありがとう、セイン。この際、馬にも乗れない情けない皇子だと思われても全然かまわない。死ぬよりずっとマシ。


「では、お願いします」


 どちらにしろもう逃げられないのだ。覚悟を決めると、クライブの手を借りて馬の背に跨った。


「すいませんが、前に詰めていただけますか?」


 高くなった視界に慄きつつも腰を落ち着けたところで、クライブにそう言われて目を瞬かせた。一気に顔から血の気が引いていく。


「私が前なのですか? 手綱は握ったことがないのですが」

「貴方に握らせるわけがないでしょう。とにかく、もう少し前へ」


 馬の扱いなんてわからないと訴えれば、呆れ切った目を向けられた。わけもわからず言われるがままに前へと詰めると、クライブは私の後ろへ重さを全く感じさせない動作であっという間に跨る。

 そして私の腹部にしっかりと腕を回した。もう片方の手で手綱を取る。


「!? 二人乗りって、こういうことなのですか」

「行きはどうやって来たのですか」

「セインの後ろに乗せてもらいました」

「彼とだと身長差がないからその方がいいでしょうね。ですが本来は前の方が安定しているので、大事な方は前に乗せます」


 説明されて、なるほどと納得した。

 馬は詳しくないけど、それならセインが抵抗なくクライブに預けた理由もわかる。きっと念のために「後ろに乗るな」と忠告してくれたけど、クライブならば私を前に乗せると思っていたのだろう。

 それならそうと事前に言っておいてほしかった……いや、そういえばさっきセインが何か言っていた気がする。それどころじゃなくて全然耳に入ってなかっただけかもしれない。

 考えている間にクライブはデリックに目で合図を送った。手綱を引いて馬を歩かせだす。言われた通り、ゆっくりとした歩調だ。

 なんとかこの場は無事に切り抜けられそう。ほっと体から力が抜けていく。勿論まだ気は抜けないけど、もう絶対駄目だと思っていたから安堵で疲労感がどっと押し寄せてきた。そのせいか、一気に体が重くなったように感じられる。


「疲れましたか?」


 その瞬間、声がすぐ耳元で聞こえて慌てて背筋を伸ばした。なんて心臓に悪い距離。


「すみません。今日はちょっと色々ありすぎました」


 クライブにしがみつかずに済んだことには安心した。だけど改めて考えると、この抱きかかえられている体勢も落ち着かないものがある。


「眠っていてもいいですよ。絶対に落としたりしませんから」

「いくらなんでも眠ったりはしません」


 疲労感は半端ないけど、この落ち着かない状況で寝れるわけがない。

 密着している人の質感と熱が背中から伝わってくる。落ち着かなくて身を竦めた。しかし私が少し動いたところで、腰に回された腕はぴくりともしない。それどころか腕の力が増した気がして顔が引き攣る。

 遅まきながら距離の近さに緊張感が湧いてきた。心音が速度を上げる。


(心臓の音、伝わってないよね……?)


 今までも荷物のように担がれたり、抱き上げられたりしてきたけど、今みたいに背中にぴったりくっつかれていると肌がぞわぞわする。不思議と嫌悪や恐怖ではないと思う。けど、とにかく落ち着かない、という言葉がぴったりくる。

 ましてや、相手は一応異性。クライブが怖いという理由だけでなく、息がしづらい。妙な緊張が湧いてくる。

 まあ、クライブは棒きれみたいな少年を抱えていると思っているだろうけれども。女だと思われても困るから、それはそれで全然いいのだけど。


「せっかくお忍びのところ、愚弟がご迷惑をおかけました」


 悶々としていたところで再び耳元に声が掛かった。くすぐったく感じて肩を竦める。内緒話みたいに耳元で話されると、妙に肌が粟立って困る。

 これだけくっついていて無言を貫かれても居心地悪いけど、しかしよりによってデリックの件を持ち出されて遠い目になった。


「私が言っても説得力はないかと思いますが、再教育されることをお勧めします」


 デリックとの会話を思い出して反射的に刺々しい声になってしまった。だけど本当に説得力がない言葉で嫌になる。人に言う前に、自分の方をどうにかしろと言われそう。

 チラリと肩越しに伺えば、クライブは苦笑いを浮かべていた。

 けれどそれは私に対してというより、クライブ自身の不甲斐なさに対してに感じられて首を傾げた。


「申し訳ありません」

「クライブに謝っていただくことではありません。そもそも私が口を挟んでいい問題でもありませんでした。謝るなら私の方です」


 予想外に謝られてしまい、こちらの方が恐縮してしまう。

 言ってみれば、私のはただの八つ当たりに過ぎない。全く関係ないくせに、過ぎたことを言ったのはこちらの方だ。今更ながらに身の程をわきまえていない自分が恥ずかしくなってくる。


「それでも、僕は貴方にああ言っていただけて嬉しかった」


 しかしクライブはそう言うと、口元に穏やかな笑みを浮かべた。

 いつもの外面のよさそうな笑顔ではなく、胸の内から零れ落ちたみたいな微笑。見慣れない笑顔に、思わずぽかんと間抜け面で見入ってしまった。


「デリックがあんな風に考えるようになったのも、僕の不甲斐なさが見えたからでしょう。あれでも責任感の強い子なんです。僕の負担を減らそうと考えてのことだと思います」


 囁くトーンで聞こえる声は、少し先を行くデリックに聞こえないように配慮されてのことだろう。


「だからと言って、あんな風に外で口に出していい話ではないわけですが」


 苦い顔で笑って、決まり悪そうに視線を前へと向けた。私もいつまでも見入っているのも失礼だと思い、慌てて顔を前に戻す。


「……もう少し、聞いていただいてもいいですか」


 そこで話は終わりだと思ったのに、吐息混じりの声が鼓膜を震わせた。

 それには更に落ち着かない気分にさせられる。なんて返したものかと迷って、結局は何も言えずにただ頷くだけに止める。


「本音を言えば、いざとなればデリックに譲ればいいという甘えも、少なからず僕の中にあったんです」


(これって、私が聞いていい話……?)


 思ったよりも重い話を持ち出された。動揺で胸がざわめきを増す。

 なぜそんな話を私にしだすのかわからないけど、クライブが胸の内を零す毎に私の心音が早くなっていく。

 ドクンドクンと心音が鳴り響いて、だけどそれは本当に私だけの心音なのだろうかと不意に気づかされた。背中の触れている場所から伝わってくるのは、人の熱だけじゃないような。

 触れた場所から伝わるそれに、自分の体まで熱くなっていると感じる。

 どんな顔で、こんな話をしているんだろう。

 しかも、私なんか相手に。

 気になって、恐る恐る肩越しにクライブを仰ぎ見た。


「ですが貴方にああ言われて、目が覚める思いでした。そう思っていただけている以上は、逃げてはいられません。おかげで覚悟が決まりました」


 視線を逸らされるかと思ったけれど、クライブの緑の瞳はまっすぐに私を見据える。


「ありがとうございます。アルフェンルート殿下」


 吹っ切れたかのような朗らかな笑顔を向けられて、思わず息を呑んだ。

 まさかクライブにそんな笑顔を向けられる日が来るなんて、夢にも思ってなかった。

 でも少し居心地が悪い。

 私はゲームをプレイしていたから、クライブの心情を知っていただけ。ずるい裏技を使ったにすぎない。実際にクライブの努力を見てきたから言えたわけではない。謝辞を受けられることなんて、本当は何も出来てないのに。


「……お役に立てたのなら、よかったです」


 とはいえ、それを説明することは出来なかった。向けられる好意を無碍には出来ず、かといって笑顔にもなれずに複雑な顔で間抜けな返ししかできなかった。

 それでもクライブは満足気に微笑んで頷く。そして少し眉尻を下げた。


「僕は貴方に一生頭が上がらないと思います」

「そんなことはないと思います」

「即座に否定されるとは思いませんでした……。貴方の中で僕はどう見えているのかわかりませんが、少なくとも二度と貴方を傷つける真似はしないと誓います」


 思わず息が止まってしまうぐらい、射貫く程の強さがある真摯な眼差しだった。

 あのクライブが、本心から告げているのだとわかる。

 ……わかる、けれど。

 だけどその瞬間。胸の中に膨れ上がった感情は、安堵や嬉しさなんかではなかった。

 息苦しい。胸が詰まる。そんな風に私を追い詰めるクライブに苛立ちすら湧いた。それと同時に、途方もない脱力感にも襲われた。信頼に耐えうる立場にない自分に嫌気が差して、全身が総毛立つ。


「クライブ。出来ない約束なら、されない方がいいです」


 気づいた時には、口が勝手に動いていた。


「そう言われたら、言われた側は期待します。ですが期待して裏切られるぐらいなら、最初からそんな約束はされない方がずっといい」

「!」


 自分でも驚くほど冷たい声だった。クライブは目を瞠り、反論も忘れて私に見入る。

 その瞳は、言ったことは嘘ではないと語りかけてくるようで、耐え切れずに視線を逸らした。


「私自身が兄様に仇名すことはしません。ですが、既に私の周りは私ではどうにもできないところまで来てしまっているのです。今そう誓ったからと言っても、もしもの事があればクライブは私を排除するでしょう?」


 頭の片隅では、なぜこんなことを口にしてしまっているのだろうと冷静に思えていた。

 しかし頭は沸騰するかのように熱を持ち、冷静な判断力が急速に溶かされていく。無意識に握りしめていた自分の拳がカタカタと震えだした。吐き出す息まで熱を帯びているかのごとく感じる。

 こんなこと、言うべきじゃない。お互いに兄と私の状況に気がついていても、あえて口に出していい話じゃなかった。

 言ってしまったら、私が今の状況を黙認してしまっていると認めるようなものだから。

 ましてや、クライブ相手にこんなことを言うなんて。


(自殺行為でしかない)


 それでも口からは言うべきことではない言葉が、箍が外れたみたいにどんどん零れ落ちていく。


「その誓いはいつか私だけでなく、きっと貴方自身も苦しめることになる」

「殿下、僕は……っ」


 言っている間にも目に映るものがぐらぐらと揺れて見えた。思考が定まらない。

 私は、なんでこんなことを言ってしまっているんだろう。

 なぜこんな話になっているんだっけ?


(私は、死にたいの……?)


 一時の感情に流されてこんなことを言ってしまうなんて、馬鹿としか言いようがない。今までの自分の努力が水の泡になってしまう。なんで、こんな。

 こんな、馬鹿なことを――。

 足元から崩れていく錯覚に襲われて、ぐらりと世界が揺らぐ。

 しかし、それは錯覚なんかでなかった。

 本当に自分の体が傾ぎそうになっていると気づいたのは、私の腰に回されていた腕が強く食い込んでからだった。


「っ殿下!」


 周りを憚って潜められてはいるものの鋭い声で呼ばれ、途切れそうになった意識が引き留められた。気づけばしかと抱えられている腕のおかげで落馬することなく、その場に留まっていられたようだった。


「ごめ、なさ……」


 咄嗟に謝ったものの、正直なところ何に謝っているのかもわからない。体に妙な浮遊感がある。なんでこんなに体のバランスが取れないんだろう。


「もしや、熱があるのではありませんか!?」


 言われてみればやけに熱くて、そして無性に寒かった。表面は熱いのに、体の芯は凍えそうなほどの悪寒を訴えてくる。


「熱……?」

「街で何を食べました!?」

「なにも、」

「では、毒を摂取したわけではないのですね」


 問い詰める口調に反射的に答え、私の返答に少しだけクライブが安堵を滲ませる。けれどすぐに険しい顔をした。

 しかし熱があるとわかれば、自分の有様に納得できた。

 この全身を包む倦怠感に加え、馬に乗った辺りからずっと肌がぞわぞわと粟立っていた感覚。一度感じると止まらない寒気。落ち着かない気分だったのも、わけのわからないことを口走るのも、きっとそのせい。

 心身ともに疲労が限界点を突破したんだと、頭の片隅では冷静に分析できていた。元々、疲労感は纏わりついていた。ギリギリのところで耐えていたものが、最後のクライブの発言で堪らずに決壊したんだろう。


(城まであと少し、だったのに)


 馬鹿だな。

 あと少しだけ我慢できていれば、もうしばらくは無事に生きていけたはずなのに。


(死ぬの、やだな……)


 泣きそうな気持ちで薄っすらと目を開いて伺い見たクライブは、やけに切羽詰まった余裕のない顔をしていた。想像もしていなかった表情に出くわして、零れそうになっていた涙が引っ込んでしまう。

 それどころか私相手にそんな顔をすることもあるのかと、こんな時なのに少し笑えてしまった。

 こんな状況に笑えるなんて、たぶん相当、熱に頭を侵されていたのだと思う。


「気づかずに申し訳ありません! 速度を上げますが、今しばらくご辛抱ください!」


 腰に回された腕に力が籠り、クライブの胸に凭れかかる形で強く抱きしめられた。ぼんやりと仰ぎ見た、熱に霞む視界に映るクライブは鬼気迫る顔で前を見据え、馬を走らせる速度を一気に上げる。

 体に響く振動は、馬が力強く地面を駆けているせいだけじゃない気がする。背中から包まれているように感じる体から、ドクドクと早鐘を打つ心音が響く。


(まるで、ほんとに心配してるみたい)


 私はあんなことを言ったのに。なんでそんな顔をしているの。


「疲れた、だけです。かえったら、メル爺にみてもらいますから、だいじょうぶ……」


 そのせいで、思わず心配させまいとそんなことを言ってしまった。よく考えたら私を殺すつもりなら、私の回復を待つわけもないのに。

 でも殺すつもりなら、こんなにも焦った顔で、必死に馬を駆けさせたりもしないはずだから。


「メル爺とはどなたです!?」

「……メルヴィン・スラットリー、老……」


 間髪入れずに聞き返され、私の主治医です、と最後まで言えたかどうかはわからない。

 必死に繋ぎとめていた意識が遠のく。目を閉じれば一瞬で世界は闇に包まれる。

 いつも眠るときは深い深い暗闇の中へと引き摺り込まれて、このまま二度と目が覚めないんじゃないか、と恐怖を感じる。

 それなのに不思議と、今日はその恐怖を感じなかった。体調はそれこそ最悪だというのに、しっかりと抱きとめてくれる人のぬくもりと心音に無性に安心感があった。

 相手はもっとも警戒すべき、クライブだというのに。


(変なひと。兄様の、狂犬のくせに)


 兄様以外、どうでもいいくせに。

 そんな心配そうな顔をされたら、勘違いしてしまう。期待してしまう。もしかしたら私は、もう少しこの世界にいていいんだって。

 許されているなんて、そんな思い違いをしてしまいそう。


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