剣道

「明日の体育は剣道らしいよー、白熊さん」

「剣道?」


「白熊さん、剣道やったことある?」

「いや、ないね~、どんなの?」


「竹刀を手に持って、面...胴...小手ってやるやつ...」

「あー、あれかー...」


「うち、竹刀2本、持ってるから、1本あげるよ~」

「ありがと~、たすかる...」


「でもね~竹刀にプリキュアの絵とかセリフとか描いてあるよ~」

「プリキュア?」


「プリキュア知らない~?」

「なんか聞いたことあるような...」


「アニメだよ~」

「あっ、スター☆トゥインクルプリキュアっていうの聞いたことあるわ~」


「キュアスターだね~」

「キュアスター?」


「主人公の女の子...」

「あ~っ、そうそう...宇宙に行くやつ」


「キャラクター可愛いやつ」

「キュアスターなら、むしろ、その竹刀めっちゃほしいーっ!」


「ほんとー?」

「持って帰ったら、めっちゃ自慢できるやつーっ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る