2日目の朝

「おはよー、白熊さん」

「あ、おはよー、志伊良さん」


「今日は新しい中学に、迷わず来れたー?」

「うん、迷わず来れたー。きのう帰った道をそのまま来たー」


「よしよし...ところで、白熊さんは、どこの中学から来たの?」

「え、セトニャ星...あ、いや、瀬戸内海だった」


「あ、瀬戸内海か~」

「そう、瀬戸内海」


「いいとこ~?」

「いいとこだよ~。ここから、ちょっと遠いけど」


「あー、ちょっと遠いかー」

「うん、結構かかる」


「だよね~、沖縄までは、飛行機だしね~」

「そう...飛行機」

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