とにかく文章が素敵な一作です。主人公の心の動きやその場の空気の色合いが、在り在りと伝わってくる抜群の臨場感。ゆえに少年たちの絆は尊く映り、ゆえに彼らを取り巻く過酷な運命に胸が締め付けられます。ときに天を仰ぎたくなるような、突き落とされるような波乱もありました。それでも、彼らが大好きな人を諦めなかったように、読者の皆様も報われる結末を信じて読み進めてほしいのです。ふたりの愛の収束、あるいは爆発を、どうかその目で見届けてください!