第16話 【みんなありがとう!! 70pv記念】 ジェットコースター
「うわああああああああああああああああああああああああっっ!!」
テツは絶叫していた。
「気持ちいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいよおおおおおすぎる!」
めちゃ楽しいミッションを引き当てたのだ。アラバキ名物「マッサージオブジェットコースター」椅子がマッサージ椅子というやつだ。
「一回転する! きゃあああああ落ちたくないい」水上とJ吉が異口同音にいった。
爽やかすぎる夏の風が吹き込んでくる。
*
〜対してその頃、犬は〜
よっちらこっちら、せっちらあっちら、と言いながら、チーム棒人間とドッグスは、倉本ショッピングモールについて、もうミッションが選べないと聞いて驚いていた。
「ええ、じゃあ……あれ? 二つあるけど?」
左の「極楽洞窟」をパグチームは選ぶことにした。
実はこれ……
テツチームが書いた罠だった。しかし、当のドッグスはそんなこと知らず、極楽洞窟に進みゆく。
*
——35分前——
わん! わん! わお〜ん! とパグが進んでいた時、何が起きていたのか。
「よっ!! はぁっ!」
試作試乗担当のハルくんが必死に働いていた。
「ヨッ!! ヤァ!!」
「がんばれ〜、犬〜!!」
と人チームが犬を励まして……違う、ハゲ増していたとき——
「完成! ウンコーボルダリングス」
ハルのすがすがしい叫び声が聞こえた。
「あとは尿湯とファート・サウナだけだねぇ」
「うん、そうだね」
彼らが必死に施工した道を、今、犬は進んでいる……。
「アレェ、なんだかこの洞窟、くさいなぁ」
アラバキの鬼ごっこで棒人間ドッグスがウンコ迷宮に入るのはど定番なのに、テツ博士によってその記憶を消されている可哀想な犬がいった。
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