第3話 はじめてのハイスクール
「まぶしいまぶしいえがおが
ぼくにふりそそぐなら
ぼくも満面のえみを
かえしてあげよう。」
なんて
呑気なことはいってられないな
ぼくは
ポーチの中の
くしゃくしゃにおりたたまれた
手紙をみて
しずかに
しずかに
目をとじた……
聞こえてくるのは自然の音より
社会の音
人と人の話す声
近所同士の井戸端会議
どうでもいいような 世間話
戯れたいサラリーマンも
ぼくの隣で夢を見てる
——先輩! はやく! 試合ですよ
——リョーゴ! あーっくそ! 決められた
ぼくは目を覚ます
詩集 きみとぼくの二人語り 沼津平成 @Numadu-StickmanNovel
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。詩集 きみとぼくの二人語り の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます