第1話

今は1925年(大正14年)私、岩井翔はどうやら旧海軍の兵士に転生してしてしまったようだ。なんで転生したのかは思い出せないが少なくとも重度のミリオタだったのはなぜか記憶している。

転生して思ったことだがなぜこのようなことをするのかと思ったことが多すぎる。なので上の役職を目指して行くことにしよう。上の役職についたら陸軍さんとの仲直りやら陸軍さんとの規格の共通化などをやっていきたいと思う。

そんなこんなあって今は1932年4月、この年の前に私は海軍少佐になることができた。今日は海軍少佐になって初めて陸軍さんと対話をすることになる、絶対に史実日本のようにはさせない。


「海軍としては陸軍の満州より奥地への進出を一時的に取りやめていただきたい。」


「なぜだ?その必要性が感じられない。」


「大陸進出を一時的に取りやめ、それに使用していたお金を使って国内の工場や道を整備します。こうすることで人々の行き来が格段に楽になります。さらに陸軍さんが重宝している運転免許保持者を増やすために運転免許をとれる学校を作りさらにその自動車の整備学校を作りたいと考えています。そしてその自動車ですが、国内の様々なメーカーに発注することで部隊の機械化もできますしなにより貧困家庭の助けになります。そして海軍としては陸軍さんに旧式の軽戦車などを譲っていただきたいのです。」


「そのようなものなど海軍に必要ないであろう。もしかして陸戦隊とやらの装備として使う気か!。であれば譲ることはできん!。」


「なんだと!。話も聞かずにその様なことを言うとはやはり陸軍は信頼できん!」


「静かに!。海軍としては基地を整備する基地整備隊及び造船施設に使用する機械として使用したいのです。なぜなら現状海軍の基地整備隊は基本的に人の手ですべてを行っており、海軍が秘密裏に行った演習の結果、人の手では限界があると分かったからです。」

「そして仮想敵国であるアメリカは工兵部隊であっても機械化が進んでいるためもし一線を越えるとなった場合我が国は確実に敗北するでしょう。」


「わかった。このことは、一度持ち帰らせていただく。」


かくして初の対談は終わりを迎えた。


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