小説について語る

【あらすじ】


あらすじとしては、仕事が出来ずコミュ力もない諦め癖の付いた情けない男が己の人生に絶望して山奥に自殺しに来たら偶然謎の少女に出会い、人生のリスタートを切る…という感じです。



【登場人物】


主人公はおじさ…正一君です。

最後の最後に名前を出してすまないね。正直要らないかなと思ったけど私が呼ぶのに一応付けました。

描写する時は100回嘔吐さんの『ごめんごめん』を聞きながら打ってました。


謎の少女は作品内に登場した枝の折れた楓の木です。何をキッカケにして主人公を救おうか、と迷ったところ。まだ世間を知らず優しくしてくれた人に恩返ししたいという無垢さを持つ。街路樹として植えられたばかりで折れやすい…という事で少女にしました。

あと趣味です。


描写する時は諫山 実生さんの『月のワルツ』を聞いてました。


楓の木は街路樹であり、その中で1番良さげなら木言葉で選びました。

楓の木の木(花)言葉は「変化」「大切な思い出」です。楓ちゃんは正一君に確かにその2つを、与えてくれました。偉いね。



【作中の解説?】


途中で楓ちゃんが杖として渡してくれた木の棒は折れた楓ちゃんの枝です。大きさが違くてもまぁ…不思議体験中だからヨシ!

この後の後日談にも書きますが正一君はこの枝を下山中も下山後も心の支えにしています。



光の描写と坂の描写がぼちぼちあったと思いますがそれは正一君のその場のメンタルと歩んできた人生です。


道を人生として作中に書きました。

初めは道を外れ、己に絶望しているので厚い雲が覆った空にそのまま降れば更に迷い、衰弱死待ったなしの崖。


楓の手助けを得て、まず正しい道に戻る…と言うのは死ぬことから離れさせることでした。


頂上から歩いたなだらかな獣道、あれは今の正一の人生でした。なだらかだが肩身の狭い人生をダラダラ歩き続けていたらまたいつか焦燥感に襲われてしまう…。

楓と約束を交わし少し前向きになった正一はそれに恐怖を感じ、楓を担いで逃げました。受け身であった自分に予想外の力があった事に気付けた正一はやり直しを決断します。今まで歩いてきた道には戻れない崖のような道を降り、満天の星が輝く明るく当初の予定とは違う景色を見ることが出来ました。


…これをあの小説の中で汲み取ってほしかった!とかでは全然なく、ただの創作語りです。

読んでいる最中にもしかしてこう?と僅かでも思っていた人が居たらスタンディングオベーションをお送り致します。貴方は察しの天才です。


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