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  • 守護者の笑劇への応援コメント

    広島原爆とは違い、あまり話題はならない長崎原爆止めようとする中原少佐。彼の造形がすごくリアルで、こういう兄妹がいてもおかしくないですね。必死に対策を立てようとする中原少佐の心情が伝わってきました。

    そして、広島の原爆投下から長崎の原爆投下まで3日あり、知り得た情報対策もあるはず。何もできない、縦割りの愚か者、現代日本にも通じる話ですね。同時にこのよくな原子爆弾を落とす愚かな人間もいる本当に痛々しい話です。

    読み終わり、この世界線は何度目なのか? そして、中原少佐は長崎原爆投下を阻止できるのか、聡子を救えるのか?
    その世界線も見たくなりました。同時に今はどの世界線の結果なのでしょうか? 気になります。

    作者からの返信

    拙作に応援いただきありがとうございます。

    昨年春に、一日違いで長崎の原爆資料館と広島の原爆資料館を訪問する機会があったのですが、広島が長蛇の列をなしていたのに対して、長崎はまさしく閑古鳥が鳴いているような有様でした。

    このような状況を見るにつけ、故郷長崎の原爆被害についても発信していく必要があると考え、及ばずながら拙作をしたためた次第です。

    研究によれば、当時の陸軍参謀総長であった梅津大将のもとに、8月9日の長崎原爆投下五時間前に、作中にある〝三日前に広島を壊滅させた特殊任務機〟の発進を通信傍受上察知したという報告がなされていた旨の状況証拠があったとのことです。

    であれば、広島の悲劇の再来をどうして防ぎ得なかったのか、広島においても長崎においても、その犠牲は何のためだったのかという疑念が拭えません……。

    世界線についてはあの結末で筆を置きましたが、また別の(長編となるであろう)作品において、特情部と原爆についての物語をしたためております。その作品にも陽の目を見せてやれたらと願ってやみません。

    重ね重ね、ありがとうございました。