可愛いお菓子屋さん
「帰りに、お菓子屋さんにつきあってくれるー?あやなっち!」
「いいよ~、はなっち!」
「前から気になってたお店なんだっ」
「まだ行ったことないの?」
「そうなんだよー、なんとなく魔法チックな雰囲気のお店だから...」
「魔法チック?」
「魔法使いのお姉さんでも、やってるんじゃないかって思わせるようなお店...」
「なんだそれ?」
「行けばわかるって...ほら、あそこ!」
「うわっ!めっちゃ魔法チック!」
「そうでしょー」
「あれは、ぜったい、魔法使いのお姉さん、お店にいるよー」
「よしっ、入ってみよう」
「うんっ」
「うわっ!中めっちゃ広い...」
「うわっ!魔法使いのお姉さんみたいなお姉さん、いる~」
「どれ買う?」
「これなんて、あんまり見たことないお菓子で、魔法の味プンプンしてそう...」
「じゃ、これにするかっ」
「これにしてみよう」
「これくださいー」
「包まなくて、そのままでいいですー」
「開けてみよう」
「魔法の味するかな?」
「可愛いお菓子だねー」
「ほんとだねー」
「せーので食べるよ」
「わかった」
「「せーの!パクッ」」
☆
「うわっ!どう?どうなった?」
「なんか魔法界に来たような気分...」
「ほんとだねー、じゃあ、またあした、学校で」
「うんっ、じゃあ、またあした~」
「あ、その前に、魔法かけてみようか」
「そうだねー、どんな魔法?」
「わたしは、速く走れる魔法」
「うちは、ギターめっちゃうまく弾ける魔法」
「じゃあ、また、あした~」
「また、あした~」
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