ダンス部

「白熊さん、今日の放課後はいっしょにダンス部に行きますよー」

「え?ダンス部に?」


「そうですよっ、ダンス部のみんなに、白熊さんを紹介するんですから」

「あ、そうですか」


「今日から白熊さんもダンス部です」

「あ、ありがとうございます」


「まもなく、ダンスコンテストも開かれます。白熊さんには、わたしのグループに入ってもらって、いっしょに出場するんですからね」

「えーっ?ダンスコンテスト?」


「そうですよっ!キッズダイナソーっていう、わたしらのグループです」

「ダイナソー...恐竜?」


「恐竜ダンスですね」

「恐竜ダンス~?」


「恐竜みたいなダンスです」

「なるほど...曲も、そういうイメージで?」


「そうですね」

「わかりました!入りましょう」


「えーっ?いいんですかー?入ってくれるんですかー?よく知らないのに?」

「志伊良さんとなら、いっしょに躍りたいんですよっ!」


「あ、ありがとうございます~」

「こないだのダンス見て、志伊良さん、実はできる子だなって思ったんです...」


「うわーっ!よろしくねー」

「よろしくねー」


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