｢やっぱり走るみたいですね｣

｢そうですね｣

｢白熊さんとわたしは、同じグループですね｣

｢そうですね｣

｢白熊さん、わたしといっしょのペースで走ってくれませんか？｣

｢え？そんなこと考えて走りませんよー｣

｢なんでですかー？｣

｢なんでって、自分のペースで走らないと、タイム測る意味ないじゃないですかー｣

｢あ、そうですか...｣

｢そうですよー｣

｢じゃあ、白熊さんの好きに走ってください｣

｢言われなくても、そうしますよー｣

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