中学校二年生の主人公、森山美樹は、小説投稿サイトで小説を書き始めます。カクヨムでもよくあることではありますが、そこには闇が見え隠れしています。学校でバカにされる、だからネットの向こうにいる人に救いを求める。甘い言葉で誘いをかける相手に、美樹は――ネットの向こうにある本当か嘘かもわからない優しさに依存しそうになることは、ローティーンだけでなく大人にもあるのではないでしょうか。あなたはこのお話を、フィクションだと笑い飛ばせますか?