第8話



「はぁぁ。これからはこういったことはしないで下さいね!」

「ZZzzz」

「ちょっと、薫さん!?」

「ZZZzzz」


「 起 き な さ い !」


「う、うわぁあっぁああっぁあ!」

 怒った受付の人は、大変怖かった。


 いや、怖い。怖すぎる。

 あの剣幕ならドラゴンでも倒せるんじゃないかと思ったほどだ。


 あ、はい。もうしませんので。えぇ!まだお説教は続くんですか!?


「もう。反省して下さいよ!」


 すみませんー!はいー!


 ╋╋╋╋╋


 翌日。

 再び、冒険者協会を訪れている。


 今日はお休みにしようかと思ったのだが、なんか暇なので来てしまった。

 あの時の受付の人いないかなぁ・・・


 あ、これはいない!

 ラッキー!


「ふぅ。よかった。」

「何がよかったんですか?」


「うわぁぁぁぁっぁあぁぁ!」


 う、、、、受付の人!?


「何を驚いてるんですか。別にいてもいいじゃないですか。」


「いや、その、それもそうですけど。」


「今日は何か、依頼を受ける予定がありますか?」


「いえ、ありませんけど。」


 そういうと、受付の人は小声で、


「実は、薫さまに会いに来たという方がいらっしゃるんです。」


 といった。



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