転生しても魔法使いだったので前世の記憶で魔導士目指します

@yukimitu2009

第1話転生

星暦499年、世界最初で最後の魔導士エリック・エンゼルが死去した。

その葬儀には世界中にいる43万9000人の魔法使いが参加し壮大に見送られた。

そしてその1500年後、星暦1999年に地方王家エイムス家に一人の男の子が生まれた。

その名はセイラ・エイムス。

ここは?

私は目を開けるととても明るく一人の人影が見えた。

「見ろ。セイラが目を開いたぞ」

真ん中の男がすごく大きな声を上げた途端、たくさんの人が集まってきた

そして集まった中にいた小さな女の子が口を開いた

「セイラ、私がお姉ちゃんだよ!!」

そう満面の笑顔でそういった

そして私は気付いた。

自分が転生したことを

・・・・・そしてその15年後・・・・・

僕は15歳になった。

「見てください。お父さん」

僕の手には小さな赤い火が揺れていた。

実は、少し前から自分が魔法を使えることを知った

流石にこれには僕も驚いた

そしてお父さんの反応は

「すごいじゃないか!セイラ」

お父さんは僕のことをすごく褒めてくれた

しかし僕にとってはそれが当たり前だったからあまり実感がなかった

なぜなら前世が魔導士だったからだ

その後、知ったが今の魔法使いの人口は1万人いるかいないかそうだ

なぜあの時より42万ほどの魔法使いが減ったのかそれは

600年前に現れた魔王という存在に挑み半数以上が散っていったらしい

その魔王も100年前に勇者に討伐されたらしい

しかし驚いたのが僕のあとに魔道士が存在していなかったらしい

そもそも魔道士になる条件はそんなに難しくない

僕の残した魔導士の資格は3つある

➀魔力が10万以上

➁8属性の基礎魔法と5属性の上級魔法の習得

この2つは魔法使いが10年修行すれば得ることのできる資格だ

しかし3つ目は難しいかもしれない

それは➂新たな暗黒魔法を生み出す

これが最後の資格、しかしこれは名目

本当の資格は果てしない発想性

僕の発想を超えるだけで得ることのできる資格

それが3つ目の資格

しかし前世の僕の後には一人も魔導士は存在しない

まさかこの1500年間誰もなっていないとは思わなっかた

だがこれでこの2度目の人生の目標が決まった

僕は世界で2人目の魔導士になることを決めた

そのためには魔法学校に入学は前提として後1年どうやって過ごすか

魔法試験には2次まで試験がある

1次試験は実技試験の5代属性の基礎魔法を試験監督にみせること

2次試験は面接らしい2次試験は問題ないが問題は1次試験の実技だろう

まぁ、家の図書室の中には基礎魔法の魔導書は探せばあるだろうから問題ない

しかし今の身体では基礎魔法すら放てるほど体が慣れていない

だから僕は僕の知っている中で一番力の出し方を知っている人を探しにいった

それは僕の姉のアリス・エイムス

アリス姉様は王都の剣術学校の講師を招いて剣術の指導を受けている

しかし今の時間は庭にある立ててある丸太に向かって打ち込みをしている頃だろう

案の定、僕が庭に行けばアリス姉様は打ち込みをしていた

「アリス姉様、力の出し方を教えてほしいのですが…」

僕が話しかけた瞬間、丸太が四方八方に弾き飛んだ

(どんな打ち込みの仕方したら丸太が粉々になるの?)

僕はそう思ったがもう一度話しかけた

「アリス姉様、力の出し方を教えてほしいのですが」

そう言うとアリス姉様は振り返って

「良いけど、何で?」

そう言ってきたのでその経緯を話した。

すると小さな声でなるほどと言って少し考え込んだ

しばらくするとアリス姉様は口を開いて

「力っていうのはねそう簡単に身につくものじゃないの。しかもセイラの求める力の方は世界の真理にも当たる特殊の力だからもっと身につきづらい力なの。わかった?」

そう言ってウィンクしながら言ってきた

アリス姉様は剣の指導を受けいるがその前は魔法の指導を受けていて

世間一般的に魔法剣士という役職についている

「まぁ短期間で魔力に慣れて魔力量が少し増える方法も知らなくもないけど、やる?」

そう聞かれたので強く頷いた

そうするとアリス姉様は笑って言った

「いいよ。じゃあ毎夜の7時頃に私の部屋に集合ね」

そういってアリス姉様は剣とタオルを持って部屋に入っていった

そして夕食を食べ終わってアリス姉様の部屋に向かった

部屋に入った時アリス姉様は上級魔導書を見ていた

「アリス姉様入ります」

「ちゃんと約束通り来たね。じゃあそこに座って」

「はい」

そう言って僕は椅子に座った

「じゃぁ目をつぶって10分間自分の体にある魔力を循環させて。止めたらわかるからね」

そう言って姉様は本に向き直った

そうして10分たった時

「はい、終了。良くできました。10分に慣れてきたら少しずつ伸ばしていこうね」

そうして姉様は本に向き直ってこういった

「セイラには才能があるから頑張れば数ヶ月で基礎魔法なんて簡単だよ。諦めず頑張れ」

その後、僕は毎夜姉様の部屋を通うようになった

そうして姉様の部屋に通いながら午前中は基礎魔法の練習をしていた

そしてついに魔法学校の1次試験の日になった

「それでは王都魔法教育学校の第362回目第1次試験を始めます。試験番号に沿って演習場に集合」

そうして1次試験が始まった試験者はざっと300名ほど

僕の試験番号は41号だから4号室に向かった

「私はこの教室の試験監督であるロイズです。よろしくお願いします」

「「はい」」

この教室にいる10名が返事をした

僕の順番は一番最初だった

「それでは41番の人お願いします」

「はい」

そういって火、水、風、土、雷の順番で魔法を放った


僕の試験が終わり残り9名の人の試験を見ていたが3名ほど目に留まる人がいた

43番のロイ・エリスールと47番のサイモス・ルー、50番のマイコス

この3名の魔法は異次元の制度で放たれていた間違いなくこの3名には魔導士の才能があると感じた

そうして無事に1次試験が終了した

その1日後、家で本を読んでいると手紙が届いた

そこには『合格』という字が書いてあった

それを見た姉様とお父様はとても喜んでいた

「すごいすごーいお父さん、セイラが試験受かった」

「おぉすごいぞセイラ。よくやったな」

そうして3日後の二次試験の練習を始めた

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