第81話 親子丼の完成
その後のことは男女の仲のことだ。
何もせずに済む訳が無い。
後で関係者が責任をもって美味しく頂きました。
………
分かっているだろう。
最初こそは彼女に主導権があったが、高校生の処女のやる事だ。
耳年増であったようにいらない知識だけはあるようだが、所詮はそこまでだ。
俺が偉そうに言えるのも隣の部屋で待機しているアリアさんたちのおかげだが、経験だけはこの短期間に積んできた。
それこそ処女の扱いも、10名以上も経験させてもらったので、俺は彼女を上手にエスコートして、彼女が達することはできなくともトラウマになるようなことにはさせずに、無事彼女を女性に成長させることができた。
彼女は緊張の糸が切れたのか、事が終わると嬉しそうな顔をしたかと思ったら次の瞬間にかわいらしい寝息を立てていた。
どこまで寝つきが良いのかと突っ込みの一つも入れたくなるようなことだ。
俺も、無事役目を終え、安心して彼女の横で寝ることにした。
ベッドは彼女の足の間から垂れてくる俺のと、処女だった証がまじりあってちょっと酷いことにはなっているが、気持ちよさそうに寝ている彼女を起こしてまでどうこうしたいほどでもない。
俺はそのまま気にせずに、横で気持ちよさそうに寝ている彼女の寝顔を見ながらいつのまにか寝ていた。
翌朝、俺はアリアさんに起こされるまであの酷い状況のベッドで寝ていた。
俺が起きた時には幸子さんは既にそこにはいなかった。
「おはおう、アリアさん。
あれ、幸子さんは」
「幸子様は、朝早くおきまして、今はお母様の聡子様とご一緒にダイニングで食事中です」
俺は尚子たちに連れられるように裸のまま浴室に向かった。
なにせあの状況でシャワーも浴びずに寝てしまったので、体中がちょっと酷い。
いくら自分のものだといって、気持ちの良いものじゃない。
浴室はすっかり準備もできており、俺は直ぐに裸になった尚子さんに体中しっかり綺麗にしてもらい、目覚めでいきり立った息子の面倒までも尚子さん自身に宥めてもらった。
女子高生の初めてをもらった翌朝に、一緒に目覚めのコーヒーを頂く前に他の女性と……、我ながらちょっと下種だなとは思ったが、それが俺の日常だ。
俺は後ろめたさを振り払うように準備を整え、ダイニングに向かった。
二人は既に朝食を済ませてコーヒーをゆっくりと飲んでいた。
「おはようございます、本郷様」
「あ、直人様、おはようございます」
最初に飛行教官であった聡子さんが俺を見つけて挨拶をしてくると、一緒に食事をしていた幸子さんが、恥ずかしそうに挨拶をしてきた。
その挨拶だと、誰でもが昨夜のことを簡単に理解してしまう。
俺は心の中で『あちゃ~』と叫びながら頭を押さえたくなった。
まだ心の中には後ろめたさも残っているが、何もなかったように挨拶を返した。
「お、おはよう、聡子さん、幸子さん。
お二人ともよく眠れましたか」
俺の挨拶を後ろで聞いていたアリアさんが小声で俺に言ってきた。
「直人様。
それでは昨夜のことが皆にバレバレですよ。
ウフフフ」 と口を押させ、笑われた。
俺は慌てて見まわしたが、幸子さんはまだ顔を赤らめているだけだが、肝心の聡子さんにはバレていないようだ。
よほど昨夜のことがショックだったのだろう。
いくら別れた夫とはいえ、彼が原因で自分だけでなく娘の命の危険を誇張ではなく直に感じていたのだから、一晩くらいでは落ち着かないかもしれない。
しかし、俺は彼女に言わなければならないことがある。
俺は自分の食事を前にそれを先に済ませた。
「聡子さん、それに幸子さんもよく聞いてほしい」 と切り出してから、俺は静かに話を始めた。
「聡子さん達は、直ぐにでもここグアムを離れた方がいい。
昨夜は、政府の特殊部隊までもがかかわったので、どうにか収まったが、相手がシチリアに繋がるマフィアだということもある。
俺は直ぐにでもお二人を連れてボルネオに向かうつもりだ。
お二人には許可を取ってお連れしたかったのだが、状況もあまりよろしくはない。
尤もその状況に我々のこともあるのだが、まずはここで謝罪しておきます。
拉致するような格好ですが、準備ができ次第、ここから飛行場に向かいます。
お二人のプライベートなお荷物は、後日我々が責任をもってお渡しします」
どうも、先にアリアさん辺りから薄々には聞かされていたのか、俺の話をすぐに了承してくれた。
俺は二人をここのスウィートに限り自由にして、自分の食事を済ませた。
その後は、グアムの役人が秘かに手配した車に乗り込んで飛行場に向かった。
飛行場では、昨夜から準備を整えていた自家用機が出発を今か今かと待ちわびていた。
我々が乗り込むと、時間を置かずに直ぐに離陸をして、数時間後にはボルネオの皇太子府に全員が入った。
既に昨夜からエニス王子を通して殿下に新たなお客様の連れ込みを許可されていた。
ここ皇太子府には、前に俺の所の女性たちが使っていた部屋がある。
現在は常時1/3は少なくとも日本に来ているのでその分に余裕がある。
保護中の母娘は、とりあえずそこに入ってもらった。
俺の教官であった聡子さんが落ち着いたら今後について話をしてく。
俺には計画がある。
我々には聡子さんのようなベテランのパイロットが今一番欲しい。
パイロット養成の計画がやっと走り始めたが、まだまだ飛行時間なんかを論議できるようレベルじゃない。
うちで使っている自家用機の機長が欲しい。
聡子さんなら申し分ない。
暫くうちで保護しないといけないのなら、ここで十分に恩を売って転職してもらう。
彼女たちを助けた報酬は昨夜に頂いてはいるが、それだけで済ませるつもりはない。
しかし、大切な娘を頂いてしまってからの話だから、どうなる事か、ちょっと心配はある。
まあなるようになれだ。
聡子さん親子は、ボルネオに自家用機で連れてこられたことに非常に驚いていたが、皇太子府の迎賓館の役割を持っていた俺らの拠点に連れてきたら、ほとんど気を失うばかりに驚いていた。
どうしよう、この後転職の話をしないといけないのだが……
流石にこれ以上脅かすわけには行かないようなので、夕食はうちの女性たちとだけで取ってもらった。
俺と一緒にエニス王子や殿下に紹介したかったのだが、アリアさんたちからも、それだけはやめてくれと苦情が来ていた。
その夕食の席で、俺から殿下たちに彼女たちの置かれている状況とその経緯を話し、俺がパイロットとして引き抜くつもりであることも話しておいた。
殿下はともかく、エニス王子は俺らの使っている飛行機に乗ることがこれからも多々ある。
その際の機長候補なので、十分に彼女のことを説明していく。
幸いというか、必然なのかは別として、少なくともすでに数か月は一緒に飛行に乗っていたのだ。
いくら人生経験の乏しい俺だって、信用できるかどうか位は分かるつもりだ。
また、当然のことだが、アリアさんたちも身元の調査も終わっており、殿下たちにもその報告が入っている。
最終的に俺の判断に任せるという言質を頂き夕食は終わった。
夕食後、俺はアリアさんと俺の部屋で、今後について話をしていた。
コロンビア政府からの案件について、できる限り我々に影響の出ない方法を検討してもらうようにお願いして、すぐに保護中の母娘についても話し合った。
方向性として、二人とも丸抱えで保護しながら機長として働いてもらう。
アリアさんから聡子さんも愛人として保護されれば、問題なく丸抱えできると言ってきたが、流石にそれは……
すでに娘を美味しく頂いてしまっているのに、人としてどういうものかと。
娘を愛人枠で抱えるとして母親も一緒というのも流石に無理はある。
とりあえず考えておくとだけ言って、アリアさんを下がらせた。
すぐそばに母娘がいるので、流石に今日は夜のお供も遠慮してもらっている。
俺は一人尚子さんに入れて貰ったコーヒーを飲みながら考えている。
どうするものかと……いや、今はどうしたら聡子さんにばれないようにするかという一点だけを悩んでいた。
気が付くと扉をノックする音が。
「お休みの所申し訳ありません。
大村です」
ノックの主は聡子さんの様だ。
「どうぞ、お入りください」
扉が開き、そこには……ものすごくデジャブ感がする。
とても悩ましげな姿の聡子さんが入ってきた。
「本郷さんにお礼が言いたくて参りました」
「お礼……」
「私は娘からすべて聞きました」
その一言で俺は固まった。
やばい、非常にヤバイ。
同じような姿できたのは新手の抗議手段か。
「ど、どのような……」
どうしよう。
非常にヤバイ。
こうなったら、責任を持って、とも言えない。
俺は好き勝手に結婚できる立場にない。
エニス王子の政治的立場に影響が出る俺の結婚は、エニス王子と十分に話し合わなければならない。
その代わり、俺が抱くための女性を十分に宛がわれているのだ。
困った、愛人として一生面倒を見ることで許して貰えないだろうか、などと考えていると、そんな俺にお構いなしに話を続けた。
「私のために、私と娘のために、大金を使って、それだけでなく、大きな貸しまでも作って助けて頂きありがとうございます。
この御恩はいかようにも返し難く、私が自由にできるものは殆どありません。
こんなおばさんですが、どうか私を本郷様の自由にしてください。
奴隷として扱ってもいいです。
私を抱いてください。
それしか私には残っておりません」 と言って聡子さんは俺を抱き込んできた。
本当に母娘だなとは思ったが、俺の理性はこの時簡単に飛んだ。
幸子さんのように思いとどまらせることなく、そのまま美味しく頂きました。
だって、考えてみてほしい。
コンプリートだよ。
男なら一度は夢見る『親子丼』のコンプリートだ。
しかも、この黄金律。
女盛りの聡子さんにJkの幸子さん。
こんな組み合わせの母娘なんか奇跡に近い。
しかも飛び切りの美人と来ているのだ。
先に娘を頂いている以上我慢なんかできない。
はい、この後
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