リハビリ 午前八時カツのソース煮丼を作った
隅田 天美
久々の池波作品で料理を作る
その日。
開店早々のちょっと大きなスーパーで私は何とも言えない苦笑をしていた。
時は数分前。
スーパー開店と同時に揚げ物コーナーに行くとおばさんたちが働いていた。
店頭でうろうろする私に気が付いたおばさんが聞いてきた。
「何か、お探しですか?」
「ヒレカツを三つ欲しいのですが……」
「じゃあ、今から揚げますよ」
この言葉に私は罪悪感すら覚えた。
理由は、家に帰ってソースまみれにするから。
今回の料理は池波正太郎の晩年に書かれたエッセー「ル・パスタン」。
なお、正直に書くとファミコン世代だった私の感想「え? 三周するとヒロインが襲ってくるんでしょ?」(←これはファミコンのスパルタンX。しかも、デマ)
本題に戻る。
作者のイタリア旅行を主軸に日々の生活などを自身の挿絵付きで書いてある。
最初、池波先生は『楽勝』と思っていたら全然楽勝ではなかったらしい。
さて、一晩。
揚げたてのカツを冷蔵庫入れて(パートのおばさん、すいません)本を見ながら料理開始である。
まずは、家で一番小さいフライパンに水少々とウスターソース、砂糖(代わりのラカント)を入れて煮立たせ、その間に薄切りの玉ねぎを投入。
カツも投入。
ご飯をよそった丼に乗せて、食べた。
感想。
正直に書きます。
ソース入れすぎ。
池波作品の料理をいくつか作っているが、「先生、ソース党?」
我が家のとんかつは基本、丼ではない。
大皿で出てきて個々で分けて食べる。
……あー、むかーし、母が水とソースを入れて煮絡めたのを作ってたなぁ……
先生がご存命なら色々教えてくれた可能性もあるだろうけど……
お茶を濁すようだけど、私がよく作る簡単な『きのこのバターソテー』の作り方を少々。
1・きのこはお好みで、石突などは切り落とし、手で割く(包丁を使ってもOK)
2・中火のフライパンにバターを入れる(二個入れるのがいい)
3・1をじっくり、焦げ目がつくぐらい炒める
4・醤油を少々入れて香りづけ
5・火を消して塩コショウをする
リハビリ 午前八時カツのソース煮丼を作った 隅田 天美 @sumida-amami
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます