あなぐら

この夜は長くて深い


きっと何も見えない


ならば瞑っていよう 


重たい瞼なんてもう



君と同じ聖なる光を


僕も崇めたかったけれど


神様はたまにしかいなくて


彼女は天使じゃなくて


それよりあなぐらで


芸術家を気取るのが


静かで心地よくって


今じゃもう懐かしい話


あれからずっとここにいる


なのにまだ息をしている


どうしてまだ息をしている

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