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  • 貧の嘆きへの応援コメント

    やべ。
    先に書記長の感想読むとバイアスかかる、と思って読まずにこちらへ。

    なんだろう、千織版罪と罰になるのかな、と思いながら読み進め、途中の隠微な雰囲気にワクワクしてたらそちらにも行かず、淡々と淡々とお話が展開していき、なんともいえない読後感に。
    いや面白かったですよ、忖度抜きで。ただ、裏側にある物語がね、敢えて隠されてるのか(なんか解答編とか出てるからあるんだろうけど)、そうではないのかが気になると思いながら読み進めたんで、なんともいえない感が。
     これで解答編見て、おおっ、となるのか、ええ〜っとなるのかがまた楽しみです。毎回「ええ〜っ、そっちなん!」を経験してるので、おおっ、だとちょっと物足りないかも✨

    作者からの返信

    スロ兄の期待値超えられるかは私のカクヨムの楽しみの一つですね!
    設定は度外視!www

  • 貧の嘆きへの応援コメント

    あざなえるなわのごとし
    という言葉は、こういうときに使うのでしょうか

    イリナが持ってきてくれた食事がとってもおいしそうで
    読んでるとオニオンスープが欲しくなってきました
    果物も、いいね! 季節的には桃かブドウがおいしいかな。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    栄養大事です!
    美味しい物を求めるより、自分を飢餓状態にすればなんでも美味しい……!


  • 編集済

    貧の嘆きへの応援コメント

    不思議な物語……。
    作中の人物には不思議と誰に対しても共感はしませんでしたが、「作品に共感する」と言いますか、物語そのものに感情が向くような気持ちで読み進めました。

    いわゆる、貧者が努力して成功する、という単純なお話とも少し違うような気がします。
    結局、イリナがいなければこの兄妹は貧困生活から抜け出せなかったのかと思うと、社会の労働階級的呪縛の無慈悲さを一層強く感じます。イリナというロシア系の名前が、自然と共産圏の国の話であることを漂わせているのもいいですね。

    愛や善意といった、よくあるテーマとは違った、客観的事実を落とし込んだような、普遍的な展開の話とも普段の作者様の作風とも異なる、なんとも不思議な読後感でした✨

    イリナのアントンに対する想いは、多分本物だったのだろうとは思いますが、当て付けるように金遣いの荒さを見せたアントンに対して、幻滅ではなく憐憫を感じたのか……その辺りの彼女の情の動きというものに、私の理解が及ばない気がしました。

    青年(名前無いのね💦)が、母と妹のための果物まで自分で食べてしまったとき、なんだか彼は情を捨て優しさを手放し、経済原理という無慈悲な流れに乗ることを自ら選んだような気がしました。これが、普通の物語だったなら所謂『悪堕ち』と感じてしまうでしょうが、彼の場合、貧しさから抜け出すために哭きながら魂を売り渡したかのようにも見えて……なんともやりきれない思いを感じさせてくれました。綺麗事じゃない、という、生きることの哀しさが感じられる全体の雰囲気とも相まって、見事な表現だったと思います。

    全体に、鋭く切り込むのではなく、柵と枠組みを静かに配置してその中で飼育されている(←適切な例えか分かりませんが💦)人物を観察しているような無慈悲さ無機質さが、逆にこの物語にぴったりはまったような気がします。

    いわゆる、私のような人間に読ませたらいくらでも感想文が吐き出せそうなタイプの作品に感じます。英語のタイトルとも相まって、正直最初、祐里さまの作品だったかな? と感じてしまうほどの異質さを感じました。知らずに読んだら多分、千織さまの作品だと気づかないと思います。それほど、普段の作品とのギャップを感じました。

    唯一、青年への共感的なものが芽生えたのは、本を大切にしたということと、適切な学びがなければ社会では生きていけないということ。
    そして、満たされないものを埋めるために、イリナが取った行動の顛末への少しの不安……もしかしたらこれは過ちの連鎖の始まりなのかもしれないとも感じました。

    作者さまの意図とは違った感想だったかもしれません、申し訳ありません。しかし、間違いなく良作だと思います✨
    何度も読み返させてくれそうな、重厚な作品。
    新境地をみた気がしました✨


    作者からの返信

    長文コメントありがとうございました✨✨
    天川さまにもみっちり書いていただけたので、私も作品解説を書いてみたいと思います!
    P先生の交流スタイルw
    よろしくお願いします!