第13話 記憶喪失の男
目覚めると、Mくんは見知らぬ部屋にいた。
記憶がない。
部屋には「絶対に鏡を見るな」と書かれたメモ。
しかし、好奇心に負け、鏡を覗くと見知らぬ顔が映っていた。
驚いて後ずさると、背後から「警告したはずだ」と自分の声。
振り返ると誰もいないが、再び鏡を見ると今度は自分の顔が映り、目が真っ黒だった。
Mくんは悲鳴を上げ、目を覚ました。
鏡には「次は絶対に鏡を見るな」と血文字で書かれていた。
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