新居の掃除をしていたLちゃん。

地下室から微かな歌声が聞こえる。

扉を開けると声が止む。

翌日も同じことが起こる。

好奇心に負け、Lちゃんは地下室に入った。

すると後ろで扉が閉まる音。

振り返ると、壁に「ようこそ、新しい歌い手さん」と書かれていた。

Lちゃんは急いで階段を駆け上がったが、それ以来、家の中でふとした時に自分の歌声が聞こえる気がした。

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