第28話 おまけ・お酒編(その1)
<おまけ・お酒編(その1)>
・「ワカコ酒」 (2015年~)
26歳のOL・村崎ワカコ(演:武田梨奈)は、酒飲みの舌を持ち、仕事帰りや休日に居酒屋にひとりで寄って、美味しい酒や料理を堪能するのが大好き。
マッチした酒と肴に巡り合い、幸せが極まると「ぷしゅー」と吐息を漏らすのがクセ。
原作は新久千映によるコミック。
ドラマはシーズン6(2022年)まで製作されたほか、スペシャル版もある。
アニメ化もされている。
・「今夜はコの字で」 (2020年~)
中央に厨房、そこを囲むように、カタカナの「コ」の字の如くカウンターが配置された居酒屋。
出版社に勤める吉岡(演:浅香航大)と、同僚で先輩の恵子(演:中村ゆり)は、そのような店を「コの字酒場」と呼び、店の酒と料理に舌鼓を打つ。
原作は加藤ジャンプ(原作)・土山しげる(画)によるコミック。
ドラマはシーズン2まで製作されている。
・「まどろみバーメイド ~屋台バーで最高の一杯を。~」 (2019年)
夜になると都内のどこかに現れる、神出鬼没の屋台形式のバーを営む月川雪(演:木竜麻生)。
彼女は女性版のバーテンダー「バーメイド」として、客に最高のカクテルを作り、もてなしていた。
原作は早川パオのコミック。
雪は主人公のひとりで、他にも一流のバーで働くバーメイドたちと三人でシェアハウス生活をしており、「彼女たち」の物語でもある。
「屋台バー」という設定の面白さもあるが、カクテルに関する蘊蓄もなかなか。
・「東京怪奇酒」 (2021年)
俳優の杉野遥亮(本人)は、大の怖がりだが、ホラー映画のオファーが来てしまう。
怖がりを克服するため、勧められた「怪奇酒」を試してみることに。
人から聞いた心霊スポットに行き、霊と向き合い、その場で酒を飲むという行為が「怪奇酒」なのだという。
そこで、酔いと恐怖が程よい感じで「混ざる」らしいが……。
原作は清野とおるの実体験エッセイコミック。
コミック内では、清野とおる氏自身が心霊スポットに行って酒を飲んでいたが、ドラマで出演する清野氏は、心霊スポットの場所を“教える側”に。
事故物件住みます芸人・松原タニシや、事故物件サイトの大島てる、オカルト研究科の吉田悠軌なども、清野氏同様に「本人役」で出演。
実際に心霊現象が起きた場所を、杉野遥亮に教える“導き手”となっている。
ドラマ本編終了後には「怪奇酒の後は開運メシだ!」と、運が開ける食事のレシピを公開し、皆で作って食べるというミニコーナーもある。
・「晩酌の流儀」 (2022年~)
不動産屋に勤める営業の伊澤美幸(演:栗山千明)は、必ず定時で退社し、一日の終わりに最高の“晩酌”をするための準備に勤しむ。
サウナやジョギングで汗を流し、近くのスーパーで食材を購入、自宅で料理を作って、冷蔵庫で予め冷やしておいたジョッキに缶ビール(サントリー提供なので毎回必ず「金麦」)を注ぎ、極上の“晩酌”を楽しむというグルメドラマ。
スペシャル版が作られ、2023年にはシーズン2が製作され、今年(2024年)はシーズン3が放送中。
冒頭で「このドラマを見終わったあと、あなたもきっと、お酒を飲み始める」と明言している通り、確かに飲みたくなる!
ちなみに、缶ビールを開封して冷えたグラスに注ぎ、口をつけてビールをゴクゴクと飲むまでをワンカットで撮っており、栗山千明はそのたびに「本物のビール」を飲んでいるのだそうだ。羨ましいお仕事。
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