第13話 名建築で昼食を


 ・「名建築で昼食を」 (2020年~)


 レトロ建築に興味があるOL・春野藤(演:池田エライザ)は、ネットで知り合った同じ趣味の“千明さん”と実際に会ってみることに。


 同世代の同性だと勝手に思い込んでいたが、実際に会ってみると、“千明さん”こと植草千明(演:田口トモロヲ)は、中年のオジサンだった。

 ノスタルジーを刺激される、可愛らしい建築物を、千明は「乙女建築」と呼んでいる。


 最初は躊躇していた藤だが、千明に誘われるまま、現在はレストランとして営業しているレトロな名建築を巡り、二人で美味しいランチを頂く流れに。


 原案となったのは、甲斐みのりの書籍『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』。


 食事も食べられる名建築を紹介する本であり、登場人物などの設定は完全にドラマのオリジナルである。


 グルメドラマにおいて、食べ物が大事なのは勿論だが、このドラマでは「食べる場所」=「レトロな名建築」に重きを置いている。


 実在する、歴史の深い建築物の構造や調度品、それらを「映える」ように生かしてくれるカメラワークや画角にうっとりできる。

 本物の職員が、建物について説明してくれる場面では、メインキャスト二人のやり取りは完全にアドリブで、そこだけドキュメンタリー調。


 シーズン1の放送後、2021年にスペシャル版の「横浜編」を挟み、2022年にはシーズン2「大阪編」も放送されている。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る