第11話 ホメられたい僕の妄想ごはん
・「ホメられたい僕の妄想ごはん」 (2021年)
平日は会社員、週末はバンド仲間とライブハウスで演奏する和田理生(演:高杉真宙)。
二重生活に疲れていた彼の趣味は、美味しい食材で、美味しい料理を作ること。
スーパーで食材を買い込み、ひとり暮らしの自宅で凝った料理を作ったあとは、「可愛い彼女が食べて、褒めてくれる」のを一人二役で妄想しながら食べる。
「最後にデザートでもどうですか」とテーブルから立ち上がり、冷蔵庫から手作りプリンを「二人分」出して振り返ると、当たり前だが女性はおらず、さっきまで自分がひとりで喋っていたことに我ながら気づく、という感じで、料理と妄想に没頭しすぎている。
とは言ってもドラマ上、ビジュアル的に男が一人二役で延々と食レポする映像だけではキツイので、「妄想の彼女」はちゃんと美女がキャスティングされ、毎回妄想ゲストは異なる。
ドラマ原案となったのは、バンド「ゲスの極み乙女」のベーシスト、休日課長が出版したレシピ本『ホメられるとまた作りたくなる!妄想ごはん』。
レシピ本がドラマになるとは……。
ちなみに休日課長本人も、主人公が食材を買いに来るスーパーの店員役でドラマに出演。
「孤独のグルメ」等のドラマを、店に食べに行く<外食>系とするなら、これは自分の家で料理を作って食べる<宅食>系に分類できるだろうか。
料理を作る工程は、スタイリッシュに描かれている。
ミュージックビデオ界のクリエイターが監督を務めているので、MV風の小気味良い調理シーンなのだそうだ。
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