第3話 怪物が去ってアイドルが現る

怪物江川や爽やか佃が卒業して、次の夏は1年下の土屋の銚子商業が制した。その夏は、東海大相模の原辰徳が1年生ながら出場。淡青な顔立ちでたちまち女性のアイドルになった。準々決勝で延長15回の死闘を制した鹿児島実業の3年生投手定岡正二もアイドル性はあったが都会的垢抜けた原辰徳には叶わなかった。定岡はその後巨人に入団しアイドル「サダ坊」となった。この年から3年間、東海大相模は原、津末、村中の同級生で甲子園の中心的存在になるが優勝に手が届かなかった。そう言えば東海大附属の校歌はみんなメロディーが同じことを後から気がついた。

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