7月7日
J.F.K
第1話EXIT
彼女と出会ったのは、僕が友人のやっている飲み屋でウェイターをやっている時だった。彼女は、出口から入って来た。もちろん間違いではない。看板になる灯りを、路地裏に置いてある、れっきとした入り口だ。彼女は疲れている様な感じだった。店の隅に、友達と2人で座っていた。今は、もう忘れたが、たしかブラッディーマリーを、注文して、ぐったりとしていた。話しを聞いてみると、旦那と上手くいかず、子育てに、大変だったらしい。僕は、彼女とは話さず、洗い物や、テーブルを掃除していた。僕も正直な事言うと、人生ってやつに疲れていた。セミプロで、ギターを弾いていたが、実際レコーディングの方は、していなかった。何やらその2人は、僕の方を見てコソコソ話しをしていた。またいつものことだ と、深い溜め息をした。電車にでも乗れば、女子高生とかのエサだった。うっぷんばらしみたいな感じで、いつも蔑みのお言葉をいただいてた。そうすると、2人のうちの1人が僕のいるカウンターの所まで来て座ったでもまだ落ち込んだ様子で、グッタリとしていた。話しを聞いてみると、どうやら店が終わった後、4人で、屋台に行こうと誘われた。僕は友人に、話しを聞いてみた。どうやら彼も、店を閉めた後に予定がなかったので、良かったらしい。そうして4人は、駅前にある屋台に行った。4人は、それぞれ注文した。そして話しが始まった。彼女は、旦那と別れて1人で、子育てをしようと、思ってたらしく、大変だけど、そうすると言っていた。注文の品がやって来た。ハッキリ言って、あまり美味しくなかった。今度また来ると言って、2人は帰った。友人は、よくオレの店、知ってるね と、言っていた。そもそも、その店は、友人のお母さんがやっていたスナックだった。たいがい7割ぐらいは、男の客で女の客は、珍しかった。友人のお母さんは、若くして病気にかかり、死んでしまった。きっぷの良い男っぽい人だった。でも、性格とは裏腹に、凄く綺麗な、人だった。そのお母さん目当てに来る客のなごりで、店は成り立っていた。僕は そろそろ定職につかなきゃ と、思っていた。職安に、行ってみた。友人は、ここいいんじゃない? と、言って、その会社の募集広告を見せた。汗をかこう と、書かれていた。その会社に、面接に行こうと言う事になった。職安を出て、近くの喫茶店に入った僕達は、それぞれ意見し合った後、その会社に明日、面接に行こうと言う事になった。頼んでいたアイスコーヒーが来た。思わず ゲッ とゆう感覚が、全身を襲った。そのアイスコーヒーを持って来たウェイトレスは、昔子供の頃よくイジメてた女の子だった。友人が アイツだぜ と、話しかけると、僕は返事もせづただアイスコーヒーを、ストローで啜っていた。
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