昔遊んだ男だと思ってた友達と再会するとヤンデレになっていた件

ルイ

再会した友達は女で!?

「久しぶり!瑠衣君」そう町中で見知らぬ美女に名前を呼ばれ困惑する

「え~っと...すみません会ったことありましたかね?」と俺は恐る恐る聞いてみる

すると彼女の様子が一変する

「ふぅんそうかぁ、そうなんだぁ」と笑顔で言われて俺の背筋が凍る


まてまてまて!?今絶対地雷踏んだろこれ!やばいやばいやばいやばい

そう内心でものすごく焦りながら記憶を探る

しかし本当に分からない

それに周りからの視線が刺さる


彼女は俺に近づいてきて「ちょっとあそこの路地裏。行こっか?」と言い俺を無理やり連れていくのだった



そして今俺は美女に壁ドンされていた

「ほんっと~にわからないかなぁ?」とほとんどキスするような近さで言ってくる

くっそ良い匂いなにこれこんないい匂いすんのか...

そんなことを考えていると彼女はいきなり耳元で

「ほんとに知らない?」と言って息を吹きかけてくる

俺はその場にへたり込み「し、しらひゃいです」と力が抜けきった声で返すと

「昔遊んだ友達覚えてる?小学生で転校していったあの」

俺はそう言われて一人思い浮かんだがすぐにその考えを捨てる

「本当に分からないんだけど.....」と言うと彼女は、はぁとため息をつき

「私の名前珠玖。花鳥珠玖かちょうしくっていうの」と言ってくる

その瞬間俺の頭には宇宙ができた(?)

だって小学生で転校してしまった人物と同じ名前.....なのだが

珠玖は男だったから

「いや....その....え?いやだってお前男じゃ....?」と困惑しながらも聞いてみる

彼女はにやにやしながら「え~?でも裸見たことないよねえ?」と言ってくる

「確かに裸は見たことはなかったけど....」と彼女から目をそらしながら言い

「その...すごくかわいい女の子らしくなっててわからなかった」と正直に言う

すると彼女はボソッと何かをつぶやいて

「じゃあ行こっか」と俺の手を引いて歩き出すのだった

「え?どこに!?ちょ、力強っ!?」

俺は抵抗もむなしく引きずられていくのだった

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