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弥央は帰宅後、自宅のリビングでソファに座りながら、今日の水泳レッスンの感想を振り返っている。水着を脱いで、ふかふかのバスローブを羽織っている。リビングのテーブルには、さきほどお母さんが用意してくれた軽食が並んでいる。


弥央は自分が水泳に挑戦したことに満足感を覚えつつも、まだ完璧には程遠い自分に少し不安も感じている。


弥央(内心) 「今日は本当に楽しかったけど、まだまだうまくできないことが多いな…。でも、紗波が言っていたように、少しずつできるようになるんだろうな。」


お母さんがリビングに入ってきて、弥央の様子を見ながら優しく声をかける。


お母さん 「おかえりなさい、弥央。水泳はどうだった?」


弥央 「うん、すごく楽しかった。初めは緊張してたけど、紗波がとても親切に教えてくれて、自信がついたよ。」


お母さん 「そうなんだ。よかったね。水泳の練習はどうだったの?」


弥央 「まだまだだけど、少しずつできるようになると思う。紗波もすごく上手で、私ももっと上達したいって思った。」


お母さんは弥央の話を聞きながら、優しく微笑む。


お母さん 「それは素晴らしいね。最初は誰でも上手くいかないことが多いけど、続けていれば必ず上達するよ。」


弥央 「うん、ありがとう。これからも続けてみようと思う。」


その後、弥央は自分の部屋に戻り、日記を取り出して水泳の感想や気づいたことを書き始める。ページには、今日のレッスンでの成功や、これから挑戦したいことがつづられている。


弥央(内心) 「今日はとてもいい一日だった。完璧じゃなくても、少しずつ成長していくのが大切なんだな。次も頑張ろう。」


弥央は日記を書き終えた後、窓の外に広がる夕焼けを眺めながら、静かな満足感に包まれている。彼女の心には、新しい挑戦に対する意欲と希望が芽生えている。

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