私があまり魔法を使うのが得意じゃないことをミナちゃんに打ち明ける
「ねぇ、アリシアおねえちゃん。ひとつだけきいていい?」
「うん、いいよ♪」
それにしてもミナちゃん、一体何を聞いてくるんだろう……? ちょっぴり気になるかも♪
「アリシアおねえちゃんはどうしてまほうをつかったりしないの?」
「へっ!? どうしたのいきなり!?」
するとここで、ミナちゃんは私にどうして魔法を使わないのか質問してきて私は物凄く動揺していたの。
うぅ~……、やっぱりその質問をしちゃうよね……。まあ私の行動を見たら当然っちゃ当然だけどね……。
「だってアリシアおねえちゃんまほうつかいのはずなのに、ぜんぜんまほうをつかおうとしていなかったからどうしてなのかなとおもってすごくきになっていたの……」
「あはは……、なるほどね……。やっぱりとても気になっちゃうよね……」
ミナちゃんがどうしてそんな質問をしたのか理由を聞いた私はそのことにとても納得し、終始苦笑いを浮かべていたの。
うぅ〜……、何だか痛い所を突かれちゃった気分ね……。
「いいよ、教えてあげる♪ 実は私ね……、魔法を使うのがあまり得意じゃないの……。魔法使いなのにね……。あはは……」
「えっ、そうなの?」
「うん……、そうなの……」
そして私は魔法を使うのがあまり得意じゃないこと、それに関するその他諸々のことをミナちゃんに打ち明けたの。
「そうだったんだ……。もしかしてほうきでそらをとぶことも……?」
「うん……。全くその通りで、ほうきで空を飛ぶこともまだ出来ないんだよね……。あはは……」
「そうなんだ……。その……、なんかごめんね……」
「ううん、全然大丈夫だよ♪ 気にしないで♪」
私がほうきで空を飛ぶことも出来ないことを話すと、ミナちゃんはどこか申し訳なさそうにしていたので、私は全然気にしてないことをミナちゃんに伝えたの。
いつかは絶対にほうきで空を飛べるようにしなくちゃね♪
「それじゃ、アリシアおねえちゃんはどうしてまほうつかいになろうとおもったの?」
「うっ……! やっぱりそれも気になっちゃうよね……」
「うん、すっごくきになる☆!」
「あはは……、だよね……」
それからミナちゃんは、私がどうして魔法使いになろうと思ったのか目をキラキラと輝かせながら聞いてきたの。
ミナちゃんがとても興味津々になってくれているの、何だかちょっぴり嬉しいかも♪
「それじゃ、話すね♪ 私が魔法使いになろうと思った理由……、それはね――」
そして私はどうして魔法使いになろうと思ったのか、その理由をミナちゃんに話したの♪
「そうなんだ☆! とってもすてきなゆめだね♪」
「ふふっ♪ ありがとう、そう言ってくれて♪ いつかは私を助けてくれたその魔法使いさんにまた会えたらいいなと思ってるの♪」
「そうなんだ♪ そのまほうつかいさんにまたあえるといいね♪」
「うん☆!」
「わたし、アリシアおねえちゃんのゆめおうえんするね♪」
「本当!? エヘへ〜、嬉しいな♪ ありがとうミナちゃん♪」
私は魔法使いを目指すようになった理由をミナちゃんに話すと、続けてそのきっかけとなった魔法使いさんにいつかまた会いたいことも話したの♪
あの時の魔法使いさん、今どうしてるのかな……? もしかしたらきっと今でも大活躍していること間違いなしだよね♪
「う~ん☆! それじゃジュースも飲み終わったことだし、再び聞き込みを開始しよ♪」
「うん、さんせい♪」
それからしばらくして、私とミナちゃんは休憩を終えることにし、再び聞き込みを開始することにしたの♪
何としてでも、モモちゃんを早く見つけ出さなくちゃね♪
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