人でなし転生〜本当に人じゃねぇ〜
@KINOJU
第1話 人じゃねぇわ
起きたら人でなしだった。
何を言ってるのかわからないだろうが俺は昨日も残業して疲れた身体で家に帰り寝た、そして起きたら間違いなく人ではない存在になっていた。
だが安心して欲しいもちろん俺も今の状況を理解しきれていないし現在進行形で理解してる途中だ。
誰に向かって話しているかもわからないこの口調も、動かずにボケ〜とその場て突っ立っているのも全て自分を落ちつかせるためだ。
漫画とかでやけに説明口調で実況説明してるやつがあったが、あれはもしかしたら自分の精神衛生を保つためだったのかもしれないなとやる側になって初めて思った。
と、まぁこんな事はさておき自分の体を見てみますかね。
うーーむ、、、やはり人間じゃねえよなぁ、身体には生前にはなかった適度に整った、ボディービルダーのフィジーク級並の筋肉!額には立派で大きな角が前向きに三本と横?に2本、後ろ側?に3本の計10本の角に触った感じ鋭そうな牙、さらにはアニメとかで見る悪魔のような尻尾そしてしまいには背中に生えている4対の翼、蝙蝠みたいなやつだから羽かな?
「うーむ、俺は何になったのか」
「あうぁ!?、俺しゃべれたのね?!」
「今まで喋らなかったからわからなかった、ていうか俺イケボだぁー!嬉しいな」
「ていうか、こういうときは大抵ステータス画面とか、あるよな」
「ステータスオープン!、Status Open!」
うん、、、とりあえず流暢に行ってみたけどダメっぽいな、恥ずかしいから心の中で試す
か。
ありったけの厨二発言を30分くらい粘ってみた結果いけたのだが、結局ステータスの確認は頭の中で強く念じるだけでした。
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種族 :「最上位原初悪魔」
名前 :「 なし 」
Lv : 1
スキル:「 なし 」
SP :10000,0000,0000,000
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
という事で俺はLv1の最上位原初悪魔だそうだが、うん何から突っ込めばいいのかわからない。
まず人じゃない事は確定したとして、なんだこの頭のおかしい数字はSPだしゲームの定席ならスキルポイントだろうけど。
「多すぎやしませんかね」
とりあえずは、いい事だろうしまぁいっか。
眠くなってきたし、検証はまた明日しますかね。
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