第9話開墾するならまずは草むしりだよなぁ(白目)

いい感じに石が集まってるし、ストレージに回収して早速並べていくか。

シャボン草は使い道が多い分、大量生産出来る広さが必要になる。だけど比較的安全な距離でやるなら、城壁を利用して範囲を決めるか。

とは言っても最初はそれなりに大きいサイズの畑でいっか。管理が大変だし。


「師匠ー? 石集めまだするでチュー?」


「僕が考えた敷地を囲う目安の線引きに使うから、足りなくなったらまたよろしくー」


「うげー足りなくなる予感しかしないでチュよー」


「線としてハッキリ分かるようにしなきゃならんからしゃーないね。それまで休憩してなよ」


「「た、助かったでチュー」」


城壁を背にかなり広い部屋並みの面積を想像しながら真っ直ぐ歩き、角になるだろうポイントに集まった石の中で1番デカい石を置き、角の目印に。

もう一ヶ所も同じようにして、今度はその角石に合わせて2番目以降のデカい石を置いて線を拡げていく。

変更もあるから線を拡げるのは少しだけ。



[ほー角を攻めてくかー‪‪‪( ˙◊˙ )]

[ま、角を目立たせれば後からどうとでも線引き出来るから効率は悪くはねーわなぁ]

[後ろにまたスライム達が着いてっててカルガモの親子みたいで(´ω`*)カワエエ]

[(っ´ω`c)アラマァ]

[おや? 今度はスライムに何か指示出して…草抜き!?]

[開墾に石拾いと草むしりは鉄板だぞい!]

[ナッナルホド…(;・`ω´・;)ゞ]

[肥料買えないなら森から腐葉土持ってきて混ぜりゃ畑の土として、とりあえず使えるぞい!]

[(ΦωΦ+)ホホゥ….]



な、なるほどな!? 俺まで思わず相槌入れそうになったわ!

今度は森に行けれるようにしなきゃならんのだが、今のレベルでドルバを連れてく訳にもいかんしなぁ。


「草むしりが終わったら、後はくわと…肥料買えないからタダで手に入る森の腐葉土が山ほどいるよなぁ。

それにここだけでなく城壁内にも広く畑作る予定だから、腐葉土がさらに必要になるし……うーむむむむ」


「ぴきー!」


「お? だいぶ集めたなぁ。じゃあ早速鑑定して仕分けてくか」



[今度はスライム達が差し出した草の鑑定を始めたぞ?]

[山菜狩りや野草料理が好きなオレ参上︎\(`・ω・´)/シュタッ!]

[今度は野草ニキかww]

[今回は野草と言うより香草とかハーブを選り分けてるように見えるね(`・ω・´)キリッ]

[香草とハーブの違いってなんぞ?]

[特に大きく違いはねーぜ? 個人の感覚で香草は料理の味付けに使う奴、ハーブは香りや風味付けって使い分けるパターンが多いだけだ( •̀ω•́ )]

[何で香草やハーブだと分かった?(´・ω・`)]

[見覚えのある葉が見えたから恐らくそうじゃねーかなー?と( `・ω・´)]

[どちらにせよ開墾するにゃ全て草抜かにゃならんのは変わらんぞい!]

[それはそう( ˇωˇ )]

[スライムのお陰で草むしりが早く進んでるなぁwwww]

[おれ農家、あのスライムが羨ましくて仕方がない(っ`ω´c)ギリィ]



コメント欄がワチャワチャしていても彼の作業は続いている。仕分け作業はまだ始まったばかりだ!

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