第4話推し活愛とは…(哲学的ナニカの諦め)

「うぅぅぅ…まだ頭痛ぇよ……」


「あー見事なタンコブなってるでチュねー」

「こーれは痛い奴でチュー涙出るヤーツでチュー」


「やっぱりか…道理で痛みがいつまでもあると思ったよ」


「「よーしよし、痛いの痛いの飛んでけ〜でチュー」」


まさかのナデナデされた、だと!?

いや、俺の外見小学生未満だからおかしくはないが! ないが中身オッサンとしてこう! モニョるんだよ!



[てぇてぇキタ━(゚∀゚)━!]

[キマシタワァ━━━━━━(n'∀')η━━━━━━ !!!!]

[こちらが尊死墓地の開催地ですね?←]

[ずいぶんと殺傷力の高ぇ痛いの飛んでけだ(´ཫ`* )グハッ]

[‹‹\(´ω` )/››‹‹\( ´)/›› ‹‹\( ´ω`)/››]

[\( 'ω')/ヒィヤッハァァァァァァァア!!!]

[祭りだ♪ヽ('∀')メ('∀')メ('∀')ノワッショイ♪]


アカン…普通の配信と違って俺が直接止めに行けない分、さらにハッチャケてやがる!

反応する訳にはいかないジレンマとの戦いとかイヤすぎるわ!

ちょうど川に着いたようだし、話題切り替えて空気変えねば!


「川着いたからいつも通りの事やるぞー」


「アタチは全てのナイフの錆落としするからチパは斬れ味付けてってでチュ」

「分かったでチュ。新しいのが来るまではチルの研いだナイフの研ぎ直ししとくでチュよ」

「うっ、分かったでチュ」


「んじゃ、僕はチパのナイフの研ぎ直しとソードをしとくか」


「お願いしますでチュ」


俺がいない一日半でずいぶんと作業分担の効率化が進んだな。これが子供の成長って奴か!


「それじゃ、研ぎ済みのナイフの仕分けをするぞ?

よし、この束がチパの分な? 僕の分はこっちに山積みにするとして、だ。

チルはこの錆ナイフの山を全て錆落としするの課題な?」


「早速始めとくでチュよ」

「うぅぅ…思ったより多い気がするでチュ〜」



[この子ら研ぎだけなのか?( ˙꒳​˙ )]

[オレ鍛冶師見習い、見習いはまず研ぎと鉱石の精錬のマスターが第1関門よ(*`・ω・´)]

[1人で全部やらにゃならんからか?(´・ω・`)]

[そう言う事。打てても研げなきゃ少しは切れるナマクラにしかならんって言われた]

[ほぁ〜鍛治スキルって感じで一まとめじゃねーのか]

[全ての工程のスキルを一定レベルまで習得と強化出来ると、鍛治スキルに昇華してくれるらしい]

[そう言う仕様かよー(´・д・`)ウワァ...]

[でもこの子らの作業場所は川だよな? どゆこと?]

[鍛治出来る設備もねぇ道具もねぇってなると、出来る事は研ぎくらいしかねーんだろ。

力もそこまで要らんだろうしな]

[なるほど(・А・` )ホホゥ…]



なるほどねータメになるわー。確かに設備も道具もなく、非力な子供が何か始めるなら研ぎだけになるわなぁ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る