配信開始編
第1話配信デビューと高校デビュー、どっちが緊張すんだろうなぁ(遠い目)
「お! ホーク起きるの遅かったな!
あの2人、ホークが寝てる間かなり頑張ってたからさっそく鑑定してやってくれ!」
「お、おう…2人は今どこにいる?」
「2人ならそろそろアイテム拾いから帰ってくるぜ!」
「分かった」
今のうちにヘルプでミーメルと連絡しとくか。今日から配信するつもりだからな。
恒例のキュッポン召喚した途端に待ってました!と言わんばかりの、ハイテンションなミーメルの突撃挨拶。
「いぇーい! ラブリーまいさ〜ん!
今度はどしたのーん?」
「んー、そろそろプレイヤーの前でNPCのフリしても違和感ないだろうと思って。
今日から配信したいと思うのだけどいつ始めれる?」
「ほわっ!? いきなりなのん!?
でも可愛い息子の頼みだから急いでセットアップするのねん!」
「あざっす。とりあえず2人の鑑定が終わって川の日課始めるタイミングで撮影開始コマンドを押すから、それに合わせて動いてくれ」
「事前に頼んでおいた精霊と妖精にも今動いて貰ったから、いつでも始めれるよん!
ホークのヤラカシ処理担当も団体でスタンバって貰ってるのん!」
「了解。どう処理してくれるのか気になるが、いつも通りの動きが出来るよう気持ちを解しとくわ」
「そだそだ、言い忘れてたのん!
リスナーの反応気になると思うから、しばらくリスナーのコメントが見えるようサポートしたげるのねん!
もち、リスナーには見えない仕様だから思考操作でコメントをズラして作業するといいよん?」
「さんきゅ! いずれ眼鏡かモノクル買ってそっちに機能移して貰えるよう頑張るわ!」
「その調子で頑張れなのん! ではミーも皆に混ざってスタンバってくるねん!」
「おー行ってらー」
バビュンという音が聞こえそうな勢いで姿を消すミーメル。愛しの息子に頼られてウッキウキである。
「よし、3人が帰ってくるのを待つか」
倉庫棚に保管されてる自分以外が研いだナイフや、まだ研がれてないナイフとソードをストレージに収納していく。
物の鑑定は川でするつもりだ。あ、最初に研いだナイフもついでに持って行くか。
今さら+5程度じゃ、やりにくいだろうからな。安全面も考えて+10に上げて留めておこう。作業用だしいいだろ。
斬れ味良すぎてまな板とかのなけなしの道具を壊したり、うっかり手指ザックリなんてならんようにせにゃならんからな。
待っている間にそれだけはしておいて、露天商するのに必要な事をガルフに聞き出して緊張しそうになる気を紛らわせていた。
「お? アイテム拾いに行ったチビ共の足音が近付いてきたから、そろそろだぞ?」
「ん、物は川で鑑定するけど2人のステータスはここで鑑定しとく」
「よしよし、2人は昨日張り切って頑張ってたから結果が楽しみだぜ!」
はしゃぎ声が近付くまで2人はそのまま雑談を続け、笑顔で帰ってきた子供達を迎える。
「「皆おかえり!」」
「「「「「たっだいまー!!!!」」」」」
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